時代とともに変化
今年は、猛暑の影響なのか温暖化の影響かわかりませんが、いつまでも暑い日が続きましたが、最近やっと秋冬らしくなってきました。
気温は例年よりも高く、寒暖差に慣れていない今の季節は体調の変化に気をつけないといけませんね。
カレンダーや時計が無かった時代、季節の変化にはもっと敏感だったのかもしれませんね。
立冬が過ぎましたから、いよいよ冬の到来です。
「立冬」という言葉は、紀元前に生まれた、二十四節気(にじゅうしせっき)という古いこよみから来ています。
二十四節気は、1年を4つの季節に分け、さらにそれぞれの季節を6つに分割しています。最小単位を「節(節気)」または「中(中気)」と呼び、1つが約15日間の期間を持っています。
立冬は、冬に分類されている6つの節・中のうち、最初にめぐってくるものです。
まさに「冬の始まり」ですね。
気候や環境の変化によって、食べるものも変化させていく必要があるかもしれませんね。暑くなってないのに体を冷ますものをとったり、まだ暑いのに体温を上昇させるものを増やしたりするのは違うと思います。
その時々に応じた対応は大切。何でもマニュアル通りにはいきませんよね。
受け継ぐものは『理由』
ルールは大切です。でも、そのルールには必ず意味があるはずです。
なぜ、このルールがあるのかという『理由』を知る事が、仕事の質向上や自分の成長につながると私は思っています。
私たちは科学や医学の進歩にょって先人たちが経験から長く伝えてきたことを検証しています。そして、より確実に先人たちが求めていた『結果』を得る可能性を高めます。
食と医学は密接な関係であるという事も、これからさらに研究や検証が進むと良いですね。それが、おかしな理論やデマから私たちの健康を守る事につながると思います。
地球誕生から今日までの年月は長く、人類の歴史なんてほんのわずかかもしれません。
これまで正しいと思ったことが、変わっていく事もあると思います。
薬膳のルール
私が資格を取った『和漢』の薬膳と、漢方医療の流れて書かれた横浜薬科大学監修の『漢方薬膳学』も、そのルールに微妙な違いがあるように思います。
基本とするところが同じでも、学ぶ人たちの解釈に違いがあるのかもしれませんね。
薬膳は人間の身体の声を聞くことを基本としています。
個人の体質や体調、季節、天気、気持ちなどをしっかりと観察して、それに合った食材を適切に組み合わせ、それによって元気な状態に導くことが薬膳の基本となります。
私の書いている薬膳のコーナーも、私のサプリメントや料理の世界を経験してきた感覚と薬膳の上記2つの薬膳のルールから学んだものをあわせて発信していこうと思っています。
また、漢方生薬を揃えることはとても大変なので、その点は上手にサプリメントなども活用しながら案内していきたいですね。
次回の薬膳の話は、冬の食べ物について書きたいと思います。