プロ野球の盛り上がり
WBCの優勝をかわきりに、日本では阪神タイガースが日本一になり、メジャーリーグでは大谷翔平選手が二度目のMVPを獲得するなど野球が好きな私にはこの上ないシーズンでした。
良い結果を出すために、見えないところで努力する人は沢山いるでしょう。大谷選手もその一人なのでしょうね。
自主トレ
自主トレのニュースを見ると『オフなのに大変だな』と思われるかもしれません。
でも、この時がほかの選手との差をつけるチャンスでもあります。
限られた時間の中で
介護の現場で仕事をしていると、常に時間に追われている気がします。
プロ野球で言えば、勤務時間帯は合同練習から試合の時間のようなもので、勤務時間外はオフシーズンです。
プロ野球選手が自主トレで成長して行こうとするように、時間外でいかに仕事の効率を上げるための知識や技術を磨けるか。
介護職の中で、時間に追われて適正な介護が時間内にできないと悩んでいる方はいませんか?私も今、試行錯誤しながら早めに行って他の人の仕事を観察したり、時間前にできる事(記録や連絡事項の確認など)は先に終わらせたり工夫しています。
作業に時間がかかる(おむつ交換や食事介助や入浴など)理由は、工程が頭に入っていないことが主な原因だと思います。これは、慣れの問題ですが、反復練習で少しでも早くできるようにしたいと思っています。
とにかく、自主トレのように自分の時間を割いて早く習得していくことが、目的を達成するための近道じゃないでしょうか。
技術と知識を磨くには
これは、介護に限らずだと思いますが、基本の反復練習が最も大事です。
移乗の際の注意点、衣類の着脱の注意点、食事介助の基本姿勢や服薬時の注意点など。
排せつ介助やおむつ交換など慣れない仕事には特に時間がかかります。
急がば回れと言うように、一つ一つの作業は丁寧にやることが大事です。
勝手にやり方を変えたり、工程を抜かしたり、慌ててしまうとかえってやり直しや手直しに時間がかかります。
時間に追われることに関してはある意味開き直りも必要なのかと思いますね。
優先すべきは、
・安全に
・正確に
・効率よく
この順だと思います。
事故の起こる環境を作ってしまうのも、仕事のモチベーションを下げるのも本人だけの問題ではありません。でもこれは、現場だけの問題じゃないので今は置いておきます。
出来なかった時の事で、自分が困ったことや嫌だったことは出来るようになったら今度は後輩に同じことをしないようにしましょう。同じことを経験させるのは、教育ではありません。
山本五十六じゃないですが、まずはやって見せて、きちんと理解するまで言って聞かせながらやらせていって、出来たときに次の課題を課していくのが良いと私は思っています。
人に教えるということは、教える側がすべてに責任を負うことになります。『教えてやる』のではなく、『代わりにやってもらう』ために教えていきます。これが上司と部下の関係であり、組織じゃないでしょうか?
芸事を学ぶ師匠と弟子の関係ではありません。
また自分がやってもらって助かったことや嬉しかったことは率先してやっていきたいですね。
そうすることでやりがいが生まれ、自然と声をかけやすい環境が出来ると思います。