1. HOME >
  2. ブログ >
  3. 介護を学ぼう >
  4. PT OT ST

ブログ

PT OT ST

介護に携わる人たち


介護施設には、介護士の他にもたくさんの方々がいらっしゃいます。


画像

看護師さん、栄養士さん、ケアマネさん、調理や清掃の方、そして専門職の方々。


専門職とは、PT(理学療法士)さんやOT(作業療法士)さん、ST(言語聴覚士)さんなどです。


こういう異職種の方々から学べることはとても多いです。


実際、介護現場での注意点や改善に関しては、介護士としての知識だけでなく専門職の方々のアドバイスはとても重要になります。


専門職の方々にしかできない事もありますが、アドバイスをもらって介護職が日常行えるようなことも多いです。


今後そのような内容も発信していきたいですが、まずこの専門職について書きたいと思います。


OT

作業療法士とは


PTは理学療法士です。Physical Therapistの略語で、作業中心のリハビリではなく理学療法による運動リハビリを担当する人のことをいいます。

歩いたり、立ち座りなど筋力の回復・強化をして日常生活や運動で使う筋力の低下を防ぐような感じです。


STは言語聴覚士で、話す・聞く・食べるなどのリハビリテーションを行う専門職です。具体的には、言語、聴覚、発声、発音、認知、嚥下(飲み込み)などの機能を回復するために、医師の指示に基づき検査・評価を実施し、必要に応じてリハビリテーションを行います


OTが作業療法士です。

Occupational Therapistを略したもので、作業療法という形でリハビリを指導する仕事です。作業療法というのは、日常生活の動作や作業を通してリハビリを進めることをいいます。

例えば食事や家事、入浴や着替えといった日々の生活に必要な動作が、患者さんにとっては全てリハビリのための作業になるのです。


ケガや病気による障害や不自由を抱えた人が自立して生活できるようにリハビリを進めていくのが、OTの重要な役割です。そのため、肉体的なものだけでなく精神的なリハビリにも関わるのが作業療法士になります。


理学療法

病院においては理学療法士さんによるリハビリが、『回復を早める』ために多いのかもしれません。

介護の現場においては、『その人らしい生活』を送るために筋力アップより日常生活動作を行う事に重点を置きますので、作業療法士さんの仕事が忙しくなります。


車椅子で過ごされる時やベッド上での『ポジショニング』の指導やアドバイスなどを行ってもらったりしています。



介護士との連携

介護施設


それぞれの分野に特化した技能や知識があります。

私たちの生活が、いろんな方々のお仕事によって成り立っているわけですから、介護現場においてもそれぞれのスペシャリストによってより良い介護ができるのだと思います。


連携

プロ意識と言うのは大切ですが、最も大切なのは『相手に敬意を払う』気持ちだと私は思っています。それぞれの仕事に優劣はありません。

医者が偉いとか、清掃は下とかそんな事はありません。そういう目で見る感覚自体が、成長を妨げる要因です。職場からそんな空気は排除しないといけませんね。


優劣があるとしたら、個々の技術や経験・モチベーションの違いによる仕事の質くらいではないでしょうか。