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決めつけと柔軟性
職場にはいろんな人がいます。要領の良い人悪い人、抱え込む人や人任せな人、近年よく言われるハラスメント的な人や無関心な人などなど。
食べず嫌いのような決めつけで、人間関係のストレスを抱え込まないよう広く柔軟な思考を持ちたいものです。
邪魔するプライド
よくあるのが、要領が悪かったり仕事が遅い人へのプレッシャーです。
『できないなら出来るように努力して』とか思うことありませんか?頑張っていてもうまくいかない事や要領を得ていない事もあります。べつに怠けているわけではないのに、仕事が遅いことで自分を責めてしまう事もあるでしょう。
ただ、『努力』は人が強要するものじゃないと私は思っています。
自分はやってきたと言う自負は心に秘めておくものだし、できるひとがやればよいだけです。
人に強要してしまう一番の理由は、自分の思うように仕事がすすまない事へのいら立ちだと思います。
要するに、サポートする余裕が無いくらい自分の事で精一杯なわけですよね。自分が『できていない』と周りにみられるのが嫌で、できていない理由を誰かに押し付けてしまいます。
出来ていないと言われ続けたりそう感じていると、人は自身や意欲を失ってしまい仕事に行くのが嫌になるかもしれません。そして人がいなくなり、『人が足りない』『休めない』といった悪循環を引き起こすかもしれませんね。
『自分だったらできるのに』といった変なプライドを見せないことと、相手が望んでいないサポートはしない事を私は心がけています。余裕をもって仕事ができないと、人は声をかけてくれません。
先輩になればなるほど、これは大切なことだと思います。
相手を許す寛容性
そうはいっても、『あの人は全然何もしない』と思ってしまうような人も職場にはいるかもしれません。本人がそれに気づいていないケースは、もう周りが『何を言っても無駄』と思ってしまいます。ただ、こちらが決めつけた考え方を持つとどんどん相手を許せなくなる。結果、相手もしくは自分が孤立する事になってしまいます。そんな環境におかれるのは自分にも相手にも、サービスを利用される利用者様やお客様などにとっても良いことは無いですよね。
職場の人間関係でわたしが最も大事に思っているのは、心のゆとりをもつ事です。
その為に2つの事を意識しています。
① 嫌なことを言われても真に受けずに受け流すこと
反発しない、受け流す力を身に付ける事です。
いろんな考えを聞くことは大切で、それを跳ね返そうとするか上手に吸収し受け流すようにするかで自分の成長度もダメージも変わってくる。まともに食らうとダメージが大きいです。ちなみに、受け手がうまく受けないとそのダメージは与えた側にも跳ね返ってきます。
『受けて』その強さや方向によって『流す』方法を判断できるようになれば、痛みやダメージを受けなくて済むようになるかもしれませんね。これは感覚的なものだと思うので、また具体的な例えとか伝え方が浮かんだら発信したいと思います。
② 仕事ができるように技術や知識の向上に努める事
決めつけてしまう理由は経験不足だと思います。
責任を抱え込んでしまいキャパオーバーしてしまうのは、やるべきことと自分の力が釣り合っていないからです。結果、逃げ道として責任転嫁する材料を見つけるだけの癖がついてしまいがちです。
噛み砕いて自分のものにしていく貪欲さを持ちつつ、人の意見を聞く余裕を持つことで仕事の幅が広がると思います。
これが、私が今の介護の仕事をやりながら意識していることです。
介護の仕事に限らず、いろんな仕事に置き換えても参考になるかもしれません。