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コレステロールに気を付ける季節

脳梗塞と脳内出血


脳卒中

脳梗塞、脳内出血、くも膜下出血など脳血管の病気はニュースでもよく出てきます。

冬になると、ヒートショックと併せて気をつけたいのが『脳卒中』です。

卒中と言う言葉は、『いきなり当たる』と言うような意味で突然倒れたりする脳の血管の障害の様子からつけられたようです。大まかには脳梗塞・脳卒中・くも膜下出血など脳血管障害による病気をまとめて『脳卒中』と呼んでいます。


脳出血

働き盛り世代が気をつけたいのが、生活習慣から脳血管の病気につながる『脳出血』です。後遺症のリスクや命に関わる重篤な場合も多く、脳の中の血管から出血すると脳内出血や脳幹出血などになります。

脳の表面のくも膜からの出血がくも膜下出血で、仲本工事さんの死因となった『硬膜下出血』は頭蓋骨の内側の硬膜からの出血です。これは頭を強打するなど外傷性のものが多いです。

年齢とともに、血管の衰えが出てくると破裂してしまったりするケースがおおくなります。おそらく、急な血圧の上昇に血管の収縮や修復が追い付かなくなってくるのではないでしょうか。


脳梗塞 高齢者

高齢者の場合、血管は狭く硬くなってきますが心臓や筋肉の働きも衰えてくるので詰まるケースの方が多くなるのかもしれません。詰まった場合、やはり大変なのが『認知機能への影響』などです。

介護が必要となるきっかけとしても、骨折や転倒より脳梗塞の方がリスクとして高いですね。麻痺や障害が出てしまう事により一気にQOLが低下してしまいます。


最大のリスク『脂質異常症』


数値が表すもの

わかっているようでわかっていないのが、このコレステロールの話です。

わかっていない人が発信するから、受け取る側も全く分かっていない事が多く、結局脳梗塞になって寝たきりになります。


誰が悪いのか?私はなった本人よりもわかっていないまま発信している人たちが『悪』だと思います。薬の副作用や、高血圧・糖尿病などのリスクももちろんあります。

でも、詰まる原因は『脂』なんですね。これが関連しているから詰まるのです。


年代別脂質異常

男性は、筋肉量が女性より多くなる体の仕組みです。なので、動きもせずに糖質過多になれば必然的に脂質異常のリスクが高まります。アルコールやストレスもそうです。

男性はメンタルが女性より弱いことも、脂質異常につながりやすい要因だと思っています。うちの妻もメンタル強いし、お酒をよく飲みますがコレステロール数値はとても良いです。

女性は閉経期以降、大量にホルモンの材料であったコレステロールが使われなくなります。卵がコレステロールの塊と言われるように女性は定期的に排卵をしたり、身体を様々なホルモンによって調整してきたため、身体の変化がそのままコレステロールの数値に反映しているように思います。


50代になると男性で約2倍、女性で5倍脂質異常症が増加し、70代で女性が男性を逆転していますね。つまり、女性は急激に血管がつまるリスクが高まるという事じゃないでしょうか。このコレステロールの上昇には、ストレスとそれに影響される肝機能の異常な働きが関与しているのではないかと思います。


これは、私がコレステロールに関するサプリメントを15年扱ってきて感じたことです。私は、医者ではありませんしコレステロールについて専門的な環境で学んだわけではありません。ただ、サプリメントを利用される方への責任として、利用された後の結果のサポートは代理店と連携しながら行ってきました。


だから、その結果だけを勝手に転用してサプリメントを売りつける業者は嫌いですが、こればかりは日本の名だたる企業でさえ、似たような手法でサプリメント販売をしたり類似品を作ったりしているのですから仕方のないことですね。真似しているのは『モノ』だけであって、商品力は全く違うのですが。



自覚症状とメンテナンス


LH比率


もう今では当たり前のように知られるようになった『L/H比』です。

悪玉が多いとか、コレステロールや中性脂肪が多いとかいう数値だけでは判断できない事もあり、循環器に関する実績のある病院などから提唱されてきた動脈硬化予防に関するコレステロール・脂質異常に関する数値の判断方法です。


コレステロールの異常は自覚症状が無いだけに、本当に普段から意識していただきたい数値ですね。



スタチンと言う成分


長くなったので、スタチンに関してはまた改めて詳しく書きたいと思います。


脂質異常症治療薬は、治療指標としてLDLコレステロール・トリグセライド(TG・中性脂肪)の異常値を引き下げる目的で使用されます。

脂質異常症治療薬は、スタチン系・フィブラ-ト系・小腸コレステロールトランスポーター阻害薬などがあります。

この中で、第一選択薬になるのがスタチン系のお薬です。


医薬品成分として6種類のスタチンがあります。(合成スタチン)

このもとになった成分が『モナコリンK』という天然型スタチンと言われるものです。


私はこれまで、運動や食事での改善やサプリメントを利用したりしても全くコレステロールが改善しなかった人を多く見てきました。なかでも、サプリメントを利用されている方は、薬の副作用を過剰に恐れて状態が悪化している方が多かったです。

こうした方々の改善サポートに大きく関与したのが『モナコリンK』でした。


横紋筋融解症と随伴症状に注意

 厚生労働省「重篤副作用疾患別対応マニュアル:横紋筋融解症」には下記の注意事項が記載されています。『骨格筋の細胞が融解、壊死することにより、筋肉の痛みや脱力などを生じる「横紋筋融解症」は、医薬品によって引き起こされる場合があります主に高脂血症薬、抗生物質(ニューキノロン系)でみられることがあるので、何らかのお薬を服用していて、次のような症状がみられた場合には、放置せずに医師・薬剤師に連絡してください。」「手足・肩・腰・その他の筋肉が痛む、」「手足がしびれる」、「手足に力がはいらない」、「こわばる」、「全身がだるい」、「尿の色が赤褐色になる」などの症状に気づいた場合で、医薬品を服用している場合には、いったん中止して、すみやかに医師・薬剤師に相談してください。』


上記の赤字の部分を強調して、サプリメントをすすめたり運動器具や高額の寝具などを販売したり、いろいろなケースがあります。


もし、それで改善するのであればいいのかもしれませんが、『スタチン』の働きを知れば、お薬は飲んだ方が良いことがわかります。


脂質異常症の予防と改善対策は、血管疾患の予防や血管の若さを保つためにぜひお勧めしたいと思います。








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