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ボディメカニクスとキネステティクス

独学で学ぶ理由

人から教えてもらう事が出来れば良いのですが、仕事となるとなかなか仕事の時間内でいろんなことを教わる余裕が無いかもしれません。
時間外になると、自分は良いですが相手に迷惑がかかります。

そうなると、気になる事は自分で学ぶしかないですよね。以前は本を買って読むとか、今ならパソコンや携帯を使ってインターネットで調べるとかできますよね。便利な世の中になりました。

介護業界に関しては、医療に比べ歴史が浅く試行錯誤しているようにも感じます。実際の現場にも古い考えの人から今の介護を学んでいる人まで様々です。
仕事に対するイメージも、辛い・汚い・大変というイメージは根強く、割に合わないと辞める人や仕方ないと割り切った考えの人も多くいらっしゃる気がします。

そういった中でも、探せば有意義な学びになる情報もありますから、学校で学んだことをより深く理解するためにも自分で勉強していく事は大切ではないでしょうか。

目的は何か?

インターネットに関して言うと、あまり有意義でない情報が有料だったり、無料でも間違った情報もあります。そうした情報に惑わされると『時間の無駄』になりかねません。多少の無駄も良い経験でしょうが、取捨選択ができるようにならなければ、自分の成長にはなりません。『目的』を明確にすれば、不要なものが何かもわかってくるでしょう。

介護に関して言えば、技術的な学びが大事になります。介護作業の技術とコミュニケーション能力的な技術、管理能力や法律的な内容など学ぶべきものは沢山あります。
もちろんどれも現場で学んでいきますが、最初は利用者さんが相手ですから作業技術とコミュニケーション能力を上げることが重要じゃないでしょうか。

伸びない人は、自分の能力をわかっていない人です。指導者が出来ていない事を教えてあげ、本人がそれを自覚できるようにしてあげないといけませんね。そうした指導者がいない場合、自分でやっていくしかないです。


不十分なサポート体制

何でも最初からできる人なんていません。学び、実践して経験を積みできるようになっていくのです。だから、その経験を上手に伝え自分より早く同じ仕事ができる人を作っていく事で、自分自身もまた新たな仕事ができるようになります。

今の職場に安住の地を作るのが仕事ではありません。
戦後の焼け野原から復興してきた人たちは、失われた街を再建しつつ、より良いものを作る努力をされてきました。もうその世代の人達はほとんどいないか第一線を退かれているでしょう。

素晴らしい成長を見せた日本が、次の目標を持てなかったために一気に衰退しています。日本に限らず、成長し続けることは困難なのかもしれません。ただ、より良い社会とは何か追及することをやめると、あとは自分の『保身』ばかりの世の中になってしまいます。

『起業サポート』や『子育て支援』などが言われるようになってきましたが、本気で国や行政がやっていかないと間に合わないと思います。
介護においても、人材不足の問題を解決するには働く人たちへのサポートが必要です。技術と知識を向上させるための行政のサポートや事業所への監視や管理など、これも国や行政が本気でやらないといけないと思います。事務的な取り決めをするだけが行政の仕事ではないと思っています。

介護不正  不正
介護保険や医療保険など、国が支出する以上国民のためにお金が適切に使用されているか、不正が行われていないか、労働者に還元されているのかなどを監視するとともに、職場環境や労働者の心のケアや生活状況の把握などまで積極的に行っていく必要があると私は思います。
不正受給 介護
どっちが上とか下とか、関係ないんです。お金を出す側ともらう側は信頼関係が大切です。
やるべきことをしていない訳だから、不正する方も、される方も悪い。



キネステティクスとは

ボディメカニクス
介護を学ぶ学校で『ボディメカニクス』と言うのを学びました。「ボディメカニクス」とは、最小限の労力で安定した姿勢で要介護者(介助される方)を支える、移乗・移動の介護技術です。

介護する側が、効率よく体に負担をかけないような姿勢で介護したり介護用具を使ったりします。

これとは別に、『キネステティクス』と言うのがあるのをご存知でしょうか

これは、簡単に言うと、介護する側の体の使い方や技術だけでは無くて介護される側の人の体も有効に使うものです。これによって介護者の負担を減らすだけでなく介護される側の負担軽減と意欲向上を図る事もできるのではないかと思います。

キネステ本
介護現場での研修でPTさんとOTさんを交えて講習を受けたのですが、すごく興味が出たので入門書を買いました。

これについてはまた、しっかり学びながら発信していきたいと思います。