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憎しみと過ち

暴力は暴力を

武力によるクリミア併合やチェチェン紛争など、ロシアの強引な手法はお国柄なのかもしれませんが、犠牲になるのはいつも民間人であるというのが悲しいことです。
紛争
もちろん、軍人なら良いというわけではありません。みんな家族があり祖国のために良かれと思い行動を起こすわけです。

その解釈の違いが摩擦や衝突を引き起こします。私は、犠牲を伴わずに解決する力がリーダーの資質だと思います。『理想と現実は違う』と言われるかもしれません。ただ、理想と掲げるものが本当の『理想』であるのか、人類の問題としてみんなで考えるべきでしょう。

劇場2002
モスクワ劇場占拠事件 2002

モスクワ2004
モスクワ地下鉄爆破事件 2004

ベスラン学校占拠
ベスラン学校占拠事件

soti2013
ソチ五輪前の自爆テロ事件 2013

現場 モスクワ乱射0324
今回のテロもそうですが、犠牲者の規模が大きいですよね。
ロシアではずっとこうした悲劇が繰り返されているように思えます。

多くの犠牲や苦しみ悲しみの現実が、『理想』であるとは私は思えません。

憎しみが増大するのは

たとえ正当な理由があるとしても、人から罰せられたり傷つけられる事は嬉しい事ではありません。

オッペンハイマー
原爆を使ったオッペンハイマーも、戦争に利用された事への罪悪感に苛まれる様子が映画で描かれていました。

憎しみや過去の過ちには、その時代背景にある『権力』とか『思想』が描かれることが多いですが、結局は『お金』『自己顕示欲』にしか見えません。薄っぺらい理想のために多くの人達の命や希望を奪う事は許されない事だと私は思います。

自然や周りの人たちに感謝しつつ、謙虚に生きていく事は尊い事だと思います。
自分への戒めや、子供たちへの教えの中で宗教や思想は役立ってきたのでしょう。

独裁者
ところが、これを権力を振りかざすための道具にしている人たちがいます。宗教や思想とはそういう目的で使うものでは無いと思うんですけどね。

間違った使い方をするから、悲劇に繋がっているのだと思います。思想や宗教も正しく発信できるリーダーが必要なのかもしれませんね。



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