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社会のルール

決まり事

標識
外を歩けば車道と歩道があり、速度の制限やいろんな標識がついていたりします。
交通ルールがあるから、事故を未然に防ぐことが出来ますし、ルールを破れば罰金や罰則をうけることになります。ルールに欠陥があれば、国会で審議して法律で改正するなど法整備の仕組みもあります。ルールは、行政からのものだけでなく、マンションなどの管理組合や町内会から会社組織、学校やお店などなどさまざまなところに存在します。

画像
そこには、権利と義務・責任という社会のルールが存在しているわけです。そのおかげで、世の中は規律のある安全な生活を誰でも営めるわけです。
ルールの専門家が司法であり、ルールを守っているか監督する組織は行政にあります。警察ですね。

大人の責任

法の校外授業0325
こうしたルールを、若い頃から知っておくことは犯罪に手を染めないためにも大切なことです。

法の校外授業2
ところが、記事にあるように実際の専門家と連携した『ルールに関する教育』が行われていない学校が75%にものぼります。
法務省や警察、弁護士などがいくら働きかけても、実際子どもたちの教育をする人たちが子の大切さに気付かなければ社会を変えていくことは出来ません。

犯罪
ルールを知らない子たちが、仕事にも犯罪にも使えるような知識や技術だけを身に付けて社会に出たらどうなるでしょう。刃物の使い方、SNSの利用方法、車などの運転や、お金の計算方法などだけを知っていて、それを悪用している人たちと関わればどうなるか。

無責任な社会

若者の犯罪は少ないという記事をネットでよく見ます。そう書いた方が、ネットを利用する世代は見るでしょうね。若年層の人口が減っているわけですから、犯罪件数だけでみたら若い人の方が少なくなるとは当然でしょう。そうした部分を加味しているのかわからない記事も多いです。

人口推移
0~20歳 23% ⇒ 17%
わずか6%ポイントの減少に過ぎません。割合の割合変化も26%程度の減少で、1/3以下になった犯罪率を説明できていません。

65歳以上 14% ⇒ 28%
65歳以上の人口が2倍以上になっているので、犯罪の割合も2倍になっていておかしくはないものの、5倍になっていることは説明できません。

このデータだけ見てみれば、注意すべきは若者ではなく高齢者!!となりそうです。
しかし、単位人口あたり(人口1%あたり)の犯罪率を計算してみると、

0~20歳 0.83
65歳以上 0.74


となり、やはり若者の方が犯罪を若干犯しやすいという結論が見えてきます。必ず高齢者の方が危険というわけではないようです。(※また、0~20歳の若者の人口と考えていますが、明らかに10歳以下の犯罪率は低いことが予想されるので、11歳以上が犯罪を犯す可能性があると考えればグッと割合は若者の方が増えてきます。)


このように、冷静に良く分析していかないと問題が見えてこない訳ですね。また、道徳やルールについては若い頃から意識して守っていかないと、年齢を重ねるにつれて楽をしたりズルすることを覚えてしまい犯罪を犯す人も増えるのではないでしょうか。

新入社員の頃は守っていたルールも、慣れてくると平気で破ったりする同僚がいたりしませんか?『俺は破っても大丈夫』みたいな変なステータスを持つ人まであらわれます。
たぶん、過去にそんな先輩がいたから真似しているのでしょうね。

経験は、大切な財産ですが時に大きな負債になっているかもしれません。自分の言動が本当に正しいものなのか見つめ直すことも必要でしょう。

教育の衰退

いじめ隠蔽
過去に何度も書いたのですが、日本の教育現場にはまだまだ本来の教育にそぐわない考え方や、そういうものにしがみついた人たちがたくさんいます。
そしていじめや虐待・性犯罪と言った問題は後を絶ちませんよね。

nitidai  不正
そういった人たちが、外部との情報交換を阻みおかしな思想を将来を担う若者たちに刷り込んでいます。また、不正や内部の醜聞によって若者たちの希望や期待を裏切る結果にもなりえます。

日本の行政の弱いところは、こうした教育現場の劣化に対して何の対策も取れていない事だと思います。大阪では、橋下さんが府知事になった頃から大きな反発を招きながらも教育現場や府庁内への介入がすすみました。その結果、『今の仕組みはおかしい』と思っていた人たちが働きやすく、古い考えに染まった人たちが居づらくなってきたのではないでしょか。

私もこれまでの社会経験の中で、こうした構図はたくさん見てきました。
多分、大阪も今の維新の躍進が無くなれば元の状態にすぐ戻るでしょう。そうなると、一気に大阪の作り上げていたものが崩れ落ちると思います。そうならないためにも、教育はとても大切です。

どこの会社も、今は外部から良い人材を入れようと躍起です。でも、それは違います。転職あっせん会社に踊らされているだけ。今に、こうした流行もすぐに破たんするでしょう。

組織の強化とは、今いるトップやリーダーが自らを律して率先して行動する事。これしかありません。まともな人は、必ずついてきます。ついてこないなら、それは必要ない人だったかあなたが仲間の事を見ていないかどちらかでしょう。


無駄な指示はいらない

『こうしなさい』という必要はないのです。
現場にいる人が一番わかっています。その声に耳を傾けているか、見ているか、声をかけているか。私は、教育現場の人達が一番これが出来ていないように感じます。

介護の現場でも同じです。なので、どんな職場でも同じことでしょうね。だからこそ、人と関わりながら学んでいく事は大切なのだと思います。

万博出展企業
万博のパビリオンテーマにある『身近な課題やお困りごとを解決します』って面白くないですか?いかにも大阪らしいですよね。
コミュニケーションで最も大切なことは、相手の気持ちを汲んで一緒に解決していく姿勢だと思います。

世の中のルールに反していないか、間違った事をしていないか見極めるためにも、社会のルールを知っておくという事は大切ですよね



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