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プロ意識の欠如

パワーハラスメント


宝塚 パワハラ

問題は何か?

皆さんは、この宝塚の件は何が問題だと思いますか?


気をつけないといけないのは、『宝塚歌劇団』自体を否定するような見方になってはいけないということですね。プロ野球に『自主トレ』があるように、上を目指す上では目に見えないところで努力する必要はあると思います。


ただ、これは『自主的に』行うものであり、強要されてやる事ではない。

でも、宝塚歌劇団は一つしかないからこっちよりあっちに行って頑張ろうという受け皿が無いのでしょうね。きっとそれもこの俳優さんを追い詰めた原因だと思います。


もう一つは、ニュースでも言われている労務管理など今の時代の仕組みへの移行が遅れていたことですね。これは経営者が悪いし、管理職が無能だったのかもしれないと思います。


いじめとかパワハラとかは、受け取る側の問題なので本人がいないから結局のところはわからないと思います。指導する側とされる側の温度差もあるでしょう。体質が古いなら尚更に、新しい人たちは甘やかされて育ってるから意見とかできないし、古い人たちはその環境になれてしまって麻痺しているでしょうし。



見過ごされる原因は


特養食中毒 マフィン 中毒

慣れの怖さ

状況は違いますが、食中毒の問題もそうです。青森の弁当屋の件や東京のイベントのマフィンの件もですが、『慣れ』がおおきな事故につながる事は少なくありません。

私は調理師免許も持っていますが、料理は美味しいものを作る以前に『安全なもの』を提供しなければいけません。


白いコックコートに身をまとうのはなぜでしょう。看護師や医師、理容師などと同じく『人の命を預かる仕事』だからだと私は教わりました。


古い考え方かもしれません。でも、自分の仕事の責任に関しては古いも新しいもありません。むしろ、今の方が何か起こった時に社会はより厳しく追及してきます。



プロの仕事


大麻グミ


アマチュアの危険性

浅はかな偏った知識で物を作って売るとか、考えられないような事が起きています。実際、大きな企業でも委託先の不手際で問題が起こったりもしますが(明治の牛乳の件など)、専門知識を持った人が確認さえしていればこんな大きな問題にはならなかったはずですよね。

消費者の信用を裏切るのは、いい加減な仕事をする企業や個人です。

そのせいで消費者からは、同業他社にまで不信感が広がってしまいます。マスコミに煽られて、すべての製品に問題があるようなイメージになる事もありますよね。真面目にやっている人たちにはいい迷惑です。


プロの減少と生産性


プロ意識の低下

毎年、年末ジャンボ宝くじのにぎわいを見ていると『お金が欲しい』と思う人は多いのだと思います。でも、『稼ぐ力を高めよう』とは中々ならないものですね。

お金は、当てるものでは無く生み出すものなのですが、日本では『生み出す力』が低下しているように感じます。


GDP低下

GDPは『国内総生産』で、私たちが生み出した付加価値の総額のことです。

簡単に言えば、国内でどれだけ稼いだかってことですね。

専門外の話なので、間違っていたらすいません。


結局、新聞記事を読んでもその辺のところがわかりにくいですし。


ドイツは効率よく稼いでいるようですね。インドは国内需要が伸びているのでしょうね。付加価値を生むには、良いものを作れることや目利きが必要なのだと思います。


ドイツと日本

日本はドイツと似ていると言われてきたようです。製造業大国とか、労働者の勤勉さなどが挙げられます。国土の面積も、ドイツが35.7万平方メートルと、日本の37.8万平方メートルとほぼ同じで失業率が、他の主要国よりも低いところも似ています(図表3)。


大きく違うのが、働く時間と生産性。そしてお金へのシビアさ。

自分の旦那さんや奥さんが、時間にルーズで、働かない、お金に関してずぼらやった大変じゃないですか?お隣さんの旦那さんは働き者でええな。。。みたいな



経済の記事から抜粋すると、今の日本の問題は『効率の悪い仕事』だと言います。新聞の下の記事にもありますが、システムエラーとか無駄な事を良くおこしますね。


本来の目的は、システムによって無駄を無くすという事なんですけどね。


人口減少

人口減少という点で共通しているドイツとの比較として、日本の企業は、年々高齢化しているそうです。ただ、企業では、継続雇用によって従業員に占めるシニア(60歳以上)の割合が高まっているから、シニアの生産性を高めなくていけない。

しかし、60歳以上の従業員が年々、自分の生産性を高めようとしているか疑問です。早期退職が流行ってますよね。給与水準が下がり、成果を発揮できる機会も限られていることが多いです。すでに、シニア雇用は、70歳までの継続雇用が努力義務になっていて、いずれは義務化されることもあり得る。すると、企業のシニアの割合はますます高まる。彼らが年々生産性を高められる体制づくりはより重要性を増す。


にもかかわらず、その技術や経験を活かして継承していこうという傾向はあまりありません。これが、プロフェッショナルの減少につながっているのではないかと思います。


ネットでは学べないものが目の前にあるのに、それに気づかない社会ですね。



マスコミの影響


マスコミ

テレビや新聞、ネットでも肝心なところを発信していない気がします。

自分達の将来がどんな風になるのか。警鐘を鳴らすことなく、場当たり的なその場限りの無意味な情報を何度も繰りかえす報道さえやれば良いのでしょうか?


NHK

NHKで『プロフェッショナル』ってやってますけど、自分たちが『プロフェッショナル』を発信できるだけの放送のプロかどうか自問自答してもらいたいですね。

プロとは



社会の構造変化


私たちが変われなくても、社会構造はどんどん変わっていきます。

プロ野球選手やサッカー選手は、世界を目指します。それは国内のレベルが上がっていたり、環境が整ってきたからじゃないでしょうか。


大企業

ソニーやトヨタなど、海外にチャレンジしていった企業にはたくさんのプロが集まったのではないでしょうか。おそらく国内には多くのプロフェッショナルやその素質を持った人たちがいたのでしょう。


介護の仕事でも、海外からの研修生の子はすごく勤勉です。目的をもって日本に来ているのでしょうね。いつかこの中からもすばらしいプロが出てくるでしょう。

ネットの情報も良いですが、もっと自分から積極的に目の前の現実と向き合い、プロ意識を育みたいものですね。


そんな日本の社会になることを願います。








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