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鮭とサーモン

鮭の季節

今年は鮭が不漁と言うニュースを見ました。水産資源の確保は大切だとおもいます。

私は専門家ではないのでわかりませんが、過去にイワシが不漁で『高級魚並みの取引価格』と言われたときもありました。今はたくさん獲れているようです。
さかな
今度はさんまが取れなくなったり、イセエビなどの漁場が変わったり、いろんな変化がおこっています。命を繋ぐため、魚も環境の変化に対応しようと必死なのでしょうね。急激な自然環境の変化の中で生きていくのは大変なことなのでしょう。

環境問題
環境を正すための行動も必要ですが、環境活動家なんて私には駄々をこねているだけにしか見えません。実際問題人々の関心は、どう解決していくのか現実的な行動だとおもいます。
直近の課題として変化に順応した行動も大切になってきます。覆水盆に返らずです。嘆いている間にも、時は進みますから。


サーモンとの違い

鮭
天然のものを「鮭」生食(せいしょく)用に養殖したものを「サーモン」と呼んでいるようです。

天然の鮭がエサとして食べているプランクトンがまれにアニサキスという寄生虫を食べていることがあり、それを食べた鮭に寄生するケースがあるので、鮭はよく加熱して食べるのが一般的です。サーモンは養殖されていて、エサに寄生虫が混入する心配がないため、生で食べることができます。なので、炙りは鮭ではなくサーモンでやりましょう。

希少価値とか、付加価値をつけるためにややこしい解説がいろんなところにあります。それはそれで、価値観は人それぞれですからよっぽど怪しいものでない限り、気に入った話を信じればよいと思います。ただ、人に話す時はいい加減な事を言わないようにしたいですね。

薬膳的考え方


性質については下記のとおりです。
五味 
五性 平性
効能効果
補脾胃(脾と胃を補う)消化吸収を良くする 内臓全般の働きを助ける
めまいや立ちくらみの改善 軟便の改善 冷えの緩和 やる気をおこす



サプリメント管理士的には

サーモン
赤い色素のもとになるアスタキサンチンをはじめとした抗酸化物質、ビタミンA・B群・Eや不飽和脂肪酸を多く含みます。そのため、脂の酸化を抑えて動脈硬化や血栓の予防にも役立つと言われています。白身魚で高タンパク質なので、高齢者やよく動く人、体力のない方には積極的に食べてほしいですね。

鮭まぜごはん 画像
焼いた身をほぐして、刻んだシソやねぎ、ゴマや生姜などを加えて混ぜご飯にしても良いと思います。または、まぜごはんにねぎとしょうがのスープを作って添えてもいいでしょう。
寒い季節を乗り越えるメニューです。

鮭炒め
また、鮭はきのこ類との相性も良いので炊き込みご飯にしたり、オリーブオイルで一緒にいためたりするのも良いと思います。温性のにんにくや微温性の生姜などをあわせてはいかがでしょうか。

季節に出てくる食材は、おもしろいくらい理にかなった組み合わせが多い気がします。
昔の人達は、食べながらその効果や効能に気づいていったのでしょうか

食の話は面白いし、奥が深いですね



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