1. HOME >
  2. ブログ >
  3. サプリメントと健康 >
  4. こむらがえり

ブログ

こむらがえり

こむらがえりとは

komuragaeri
こむらとはふくらはぎを指すそうです。漢字で書くと『腓』又は『膊(こぶら)』です。
平安時代にはこの呼び名だったようで、『ふくらはぎ』になったのは江戸後期のようです。

こむら返り
こむらがえりは、主にふくらはぎの筋肉が異常に収縮して、痙攣(けいれん)を起こすことで起こります。ふくらはぎに多く起こりますが、足の裏や指、太もも、胸など、体のどこにでも発生します。運動中や就寝中に発症することが多く、加齢によっても起きやすくなります。こむらがえりを起こすと、強い痛みを伴いますが、ほとんどの場合は数分間でおさまります。

先日、就寝中にこむら返りをおこしました。左の太ももと右のふくらはぎが同時に来て大変でした。(^_^;)
背中や、おなか付近でも攣りそうになる事があります。
もし、これが心臓で起こってしまったら。。。と思い少し調べてみました。


こむら返りが起きる仕組み

こむら
ふくらはぎなどの筋肉は過剰に伸びたり、収縮したりすると、無理な動きによって傷めてしまいます。それを防ぐために、2つのセンサーが備わっています。伸びすぎを防ぐのが筋紡錘(きんぼうすい)、縮みすぎを防ぐのが腱紡錘(けんぼうすい)です。そのうちの腱紡錘の働きが低下すると、筋肉が異常に収縮し、痙攣を起こしてしまいます。それが、こむらがえりです。

腱紡錘の機能低下には、さまざまな原因が考えられます。
最も大きな原因といえるのが、ミネラルバランスの乱れです。カルシウムとカリウムは、筋肉の収縮や神経の伝達をスムーズにする働きがあります。この2つのミネラルを調整しているのが、マグネシウムです。

微量栄養
3つとも大切なミネラルですが、特にマグネシウムの不足は腱紡錘の機能低下に大きな影響を与えます。ミネラルバランスは、大量に汗をかいたり大きなストレスを受けたりすることで乱れやすくなります。普段の食事の偏りも良くないです。インスタント食品や加工食品は塩分(ナトリウム)の摂りすぎになり、カリウム不足をおこしやすくします。また、甘いものの摂りすぎや運動不足による代謝不良などもバランスが乱れる原因になるでしょう。

運動しすぎ
運動中や就寝中の発汗による脱水、冷えなどの血行不良も腱紡錘の機能を低下させる原因になります。また、加齢によっても腱紡錘のセンサー機能は衰えます。
そのため、60歳以降はこむらがえりが起こりやすくなります。

心筋梗塞

心筋梗塞
全身で起こる可能性があるこむら返りですが、直接心筋梗塞のリスクになるというわけでは無さそうです。
ただ、こむらがえりが大胸筋で起こると、心筋梗塞や狭心症と似たような強い痛みが胸にあらわれます。数分経過しても、痛みがおさまらない場合は、早めに受診したほうがいいでしょう。

こむら返りが起きやすいとされる病気は下記のとおりです。
画像

調べているうちにこの季節に気をつけたい心筋梗塞に関する新たな情報も色々とあったので、また追って発信したいと思います。

急な気温の変化が起こる季節ですので『ヒートショック』にも気をつけましょうね。