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介護を知らない人達

介護ハラスメント


ハラスメント

介護業界の問題として、介護士への利用者のハラスメント行為があります。


男性利用者が女性介護者へ性的な行為を求めたり、気に入らない事があると暴力をふるったり、罵声を浴びせたりとか。


介護事業者が、正しい対応を取っていれば解決できることも多くあります。


しかしながら、事業所自体の考え方が古かったり働く人たちも古い人が多いとその問題を見つけるのが遅くなり、事故や事件へと発展してしまうと思います。


すべての問題は、『無知や意識の低さ』からくる問題意識の欠落と初動対応の遅れから起こるものだと私は思っています。


今回は、上記の事を理解せずに、介護現場を語ると大変な問題が起こるというのを皆さんに知っていただこうと思います。


動画の投稿は違法


テレビ介護

たまたま、朝のバラエティ番組?に『介護ハラスメント』という話題がありました。


介護士が、利用者に暴力や罵声を浴びせられるという動画を投稿して、その動画へ様々な意見があるという話でした。まあ、そもそも


動画の投稿は大問題です


信頼

介護の大前提に、『利用者の個人情報を守る』と言うものがあります。

即ち、絶対に動画などでその行動を発信してはいけません。すなわち、勝手に個人情報を外部に漏らすということは、介護の仕事自体の信用を失墜させてしまいます。


これは、介護も看護も同じです。テレビでは、ここには全く触れずにただ個人が特定できるものを隠せばよいと思っているようです。


悪いことを撮って発信して何が悪いの?

この発想自体が、『個人情報の保護』から逸脱していて、情報流布の恐ろしさを理解していない証拠です。

何故そんな発想になるのかは、テレビや週刊誌が『やっても良い』と、誤解されるような報道をするからです。



ダメなマスコミ


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私は、ジャーナリストではありませんが何かを発信する時には細部にわたって本当の専門家の声を聴き、現場を目で確かめてから発信すると思います。


今回の『介護ハラスメント』の話には、実際のハラスメントとそうでないものが混在していて、利用者のアセスメント(本人の現在に至る要因となる様々な情報)が全く分からないままに報道されています。

正しい知識や情報が無いというのは本当に怖いです。


そのため、ただ介護はきつい仕事で暴力を受けたり嫌がらせをされる悲惨な現場みたいな印象だけをつけているようです。


マスコミが介護離職を促してどうするのでしょうね?


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介護離職が進む本当の問題はそこではありません。

運営者側の経営能力や人材マネジメントが下手なこと。

教育機関の人材も足りないと思います。介護をするうえで、現場の作業技術以上に『認知症』や『高齢者』『障害者』に関する知識や経験がないと、間違った情報が広まってしまいます。


認知症は病気です。介護だけでなく看護の現場でも『暴力や暴言』『セクハラやパワハラ』を受けることは少なくありません。

世界アルツハイマーデー


今回、訪問介護の現場の気密性を問題だと言いますが、プライベートを尊重するのは個人として当然です。閉鎖的な空間で介護をしないといけないのは当たり前の事なんですよね。その対応方法は日々進化し、私も介護福祉士実務者研修の中で多くを学びました。『病気だから仕方ない』という考え方ではありません。

そればもう何十年も前の古い考え方です。そんな教え方をしている学校には行かない方が良いし、そんな教え方をする人の話はスルーしましょう。


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運営事業者側がトラブル時の対応事前に起こり得る問題を把握さえしておけば、よっぽど適性の無い介護者でない限り大きな問題は起こらないはずです。


もちろん職場環境の差は、介護業界に限らず当たり外れがあるでしょう。

これを介護の現場だけが酷いように印象付けるマスコミの意図がわからないです。




介護が問題ではなく、職場環境の問題だと思います



わかってない専門家


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『木を見て森を見ず』と言いますが、介護の現場の問題も、単に暴力がどうとかハラスメントがどうとか言う事ではありません。

利用者の家族も、まともな人ならこちらがきちんと対話して行けば理解されるはずです。それ以上のものは、専門家に対応してもらうしかないでしょう。


私はサプリメントの仕事を20年やってきました。もともと『サプリメントで病気が治る』と、言い出したのは売る人たちではなく使った人からなんですよ。


それに便乗して、効きもしないサプリメントをすすめる人たちがたくさん出てきました。その中には、暇な医者や学校の先生など信用を取りやすい人たちもいて、芸能人やスポーツ選手なども便乗して、良くわからない資格の持ち主や、実体のわからない団体の『認定資格者』とか。


おかしなことを言う人たちは一定数います。それを悪用する人たちも同じです。

そこを基準にしてしまうと、まともな仕事はできません。



介護業界にも、〇〇プランナーとか〇〇病特化型施設とか、その専門家と名乗る人たちとかいろいろ出てきています。運営の実態を把握したうえで利用しないとトラブルのもとになる事もあります。


国家資格は社会福祉士や看護師・介護福祉士であり、本来はそういった人たちが連携して利用者のその人らしい生き方をサポートしていきます。

まずは、国の資格で正しい情報に基づいて運営している施設や介護サービスに目を向けましょう。



介護の利用者が特別ではない


悪口

皆さんの身の回りにも、様々な人がいませんか?

すぐに人の悪口を言う人とか、手が出る人、嫌がらせが好きな人とか。


そんな人が、施設に入ったら良い人になると思います?病気で動けなくなったら素直になると思いますか?


介護疲れ

介護の大変なのは、『一人の人と向き合う時間が長くなる』ことで、お互いのいろんな部分が見えてきます。良いところも悪いところも。家族でもないのに、こんなに長く一人の人を世話することなど日常ではないですよね。


当然、価値観の合う合わないもあるでしょうし、お互いに不満や要求が出てもおかしくない。そこに病気や衰えによる精神的な不安などが入ってくれば、多少わがままになったりするのかなと私は思います。


コメンテーターが知ったような口調で『介護の仕事をしたら、自分が介護される側になるんじゃないかと思った』と言いました。いやいや、いずれ誰もが介護されるのです。


人は、一人では生きていけないんですよ












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