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バナナの話

バナナの話です。


バナナはカリウムや食物繊維が豊富なので、むくみの改善や便秘の解消など健康食材として紹介されることも多い果物です。


一方で、南国の食べ物だから体を冷やすとか、腎臓に悪いとか言う話もあります。


バナナニュース

私は、話の根拠からなるべく判断するように心がけています。



バナナギャバ1 画像 ギャバと血圧 ドールの主張


ギャバで差別化しようとする内容ですが、バナナが特別にギャバが多いという訳では無いです。むしろ、果物で言えばギャバより『カリウム』は多いと思います。


カリウムには、血管を柔らかくする働きがあったり利尿を促進してむくみの改善サポートする働きがあります。一方で、腎機能低下している人などはかえって腎機能に無理をさせてしまうので、バナナは控えましょうと言うのが一般的ですね。


医者の診断で『腎機能低下』を注意されている人は、カリウムの多いバナナやナッツ・さつまいもなどの食材は控えないといけませんよね。

何でもそうですが、病気になってからは『これを食べましょう』より、『これを控えてください』に注意しないといけません。


特に、興味を引くためだけのネガティブ記事や営利目的だけの記事には違和感があります。



バナナの話に戻ります。


ナトリウムの排泄も助けるため、高血圧のお客様へのサポートとしてもすぐれた食材です。先に述べた、GABAの働きにも血圧の安定というものがあるので、高血圧の予防には良い食べ物ですね。

ビタミンやミネラルも手軽にとれる食べ物なので、プロスポーツ選手にもバナナの愛用者は多いと言われます。


中国農業大学食品科学・栄養工学院の范志紅准教授による、アスリートがバナナを取るメリットは次の通りです。


炭水化物が豊富、急速にエネルギーを補給

バナナには糖質とデンプンが含まれ、炭水化物も豊富だ。炭水化物は比較的速く選手のエネルギーを補給でき、消化と代謝の負担が少ない。短時間の試合には脂肪分やタンパク質より適している。

カリウムが豊富、神経筋の緊張をほぐす

バナナはカリウムが豊富で、神経筋の緊張度を下げるのに役立つ。これは試合でプレッシャーが高まる時に有意義だ。

満腹感が得やすく、運動中の空腹感を弱める

バナナは固形の食べ物で、満腹感を得やすく、水分の吸収が緩やかだ。液体飲料のように、満腹感を得にくく、水分がすぐに体に吸収され、すぐトイレに行きたくなることもない。

すぐに食べられ、食べる時間を減らせる

バナナは速く食べることができ、最短時間内に食べ終えられる。食べることで時間が浪費され、試合中の各種準備の妨げになることはない。

アレルギー反応が弱く、食べても副作用を起こしにくい

ほとんどの人がバナナの味を受け入れられ、アレルギー反応も起こしにくい。一部のトロピカルフルーツのように、副作用を起こし、受け入れられない味をしていることもない。


これは、アスリートに限らず、病気のリスクが高まり、体力維持増進が求められる高齢者にも良いものだと思います。


バナナは、食経験の長い食品です。

食経験とは、人類がどれくらいの期間そのものを食べてきた歴史があるかという長さを言います。本物のバナナが使われていない『バナナ風味』が嫌でバナナが苦手という方もいらっしゃいました。バナナは本物を食べましょう。TOKの製品には、有名原料メーカーのバナナ加工原料をそのまま入れています。


バナナに関しては、一部の情報に誤解を生むものもあるので補足します。


バナナを食べると太る カロリーオーバーになる 体が冷える


結論から言うと、これは極端な理屈ですね。『バナナ』だからという話ではありません。『太る』というのは糖質による中性脂肪の増加などを指していると思います。

カロリーオーバーもその延長の話ではないでしょうか。私は下記の内容が適切ではないかと思います。


バナナの糖質

糖質については、『甘い』からの誤解があるのかもしれません。


バナナのカロリー

カロリーに関しては、ちゃんと調べればわかる事なんですけどね。


陰陽に関しては、食べ合わせさえ工夫すればよい話なのにそこに触れない人が多いのはそもそも『食効』・『陰陽』や『冷え』に対する理解が乏しいだけのように思います。

日本の漢方に関する考え方は、特にこの陰陽や冷えに関して重きを置いている傾向があるとのことです。横浜薬科大学監修の『漢方薬膳学』はとても参考になります。食べ合わせの話がネット上には多く出ています。理屈的にはもっともなようで、読み解いていくと意味がちょっと違うものも多いです。


自分の主張の前に『原理原則』を踏まえて発信してほしいものです。