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抜けがけ

抜けがけする人達

ペニシリン
青カビの特性からペニシリンという抗生物質や、スタチンという脂質異常症の治療薬の成分が発見されています。スタチンを発見したのは、日本の研究者だったのですが、後にアメリカの製薬会社が独自に別のものからスタチンを見つけて商品化しました。いわゆる『抜け駆け』ですね。
抜け駆け2

この時の成分が、小林製薬の問題で有名になった『紅麹』から見つかった成分の通称モナコリンK、天然型ロバスタチンです。その後6つの合成スタチンが作られそれぞれ特許を取って製品化されています
プラバスタチンやピタバスタチンなど6つの合成スタチンです。先行品名は、クレストール・ローコール・リポバス・リバロ・リピトール。日本でも最も多く使用されてきたのが『メバロチン』と言うお薬です。第一三共製薬さんの商品です。

チームの崩壊

野口英世
医学の進歩は、だんだんと『困った人たちの役に立つ』ことから、『先行して優位に立つ』事に変わってきている気がします。その結果、情報を隠したり嘘の情報を流したり、相手を批判したりしながら『足の引っ張り合い』をしているように思えます。医療研究の本質とはなんでしょうね。

革新とぬけがけの差

IPS
革新的な技術や研究を行っている人たちもいます。IPS細胞の研究や、遺伝子に関する研究などはそういった革新的なもので、『病気の治療に役立てようという志』があったからこそ、今があるのではないでしょうか。私はそう信じたいです。

新たな事に仲間とともにチャレンジしていく
抜け駆け
新しいことを思いついたとしても、一人で実現にたどり着くのはなかなか難しいものです。
ビジョンをあたためながら、心許せるひとにその思いを伝え、共感して一緒にチャレンジできる仲間を作っていく事が大切でしょう。
損得ばかりが先行すると、どうしてもその関係はうまくいかなくなるものです。損得を上回るだけの志が、これまでも社会を動かしてきたのではないかと私は思います。

志の無い集団はぬけがけや裏切りで崩壊する
思惑
近年の国際情勢を見てもそうです。それぞれの国のリーダーの思惑によって、国民は不安や恐怖におびえたり、怒りや反発をおこしたりしています。武力での衝突や、経済での対立など、本当に国民が望む社会をつくろうとしているのか疑問に感じる事も多いですね。

健康関連の仕事をしていてもそうでした。『大義名分』は、お客様の健康サポートなのに、売る側の都合でお客様の健康習慣を否定したり、不安にさせたりします。
また、それに便乗する同業他社や逆に他社の情報を大げさに否定して、自分たちの信用を得ようとするような姑息な業者も多く見てきました。みんな考えていることは、『よそで買うよりうちで買ってくれ』です。もちろん、競争社会ですから、売る事が悪いのではありません。

正々堂々とルールの中で競争することが大切です。
皆さんもご存じだともいますが、『三菱三網領』です。
三菱
社会の役に立つことを、正々堂々と、古い考えにこだわらず、行っていこうというような内容です。
いたってシンプルな内容ですが、経営や業務が複雑化していく中で、競争も激化し、こうした事を忘れてしまいがちになるかもしれません。一番抜けていくのが『社会の役に立つ』という発想かもしれませんね。『一部の人のために』なっていく傾向が強いのかもしれません。

私が約20年携わってきた健康食品関連の会社や食品関連の会社に多いように感じます。
そして、小売業者にもおかしな考えは浸透しています。いまは、個人でも簡単に商売ができます。
一昔前の素人商売は、これからの社会経済の仕組みでは生き残れません。それでも、変なコンサルタントに騙される人は多いでしょう。目の前にあるお金や知名度などに群がってきます。
管理職
起業を考えている方は、本当に自分がやろうとしていることは『自分がされたらうれしい事』なのか、よく考えて行動してほしいですね。中途半端なビジネスはいずれ必ずたくさんの人に迷惑をかける事になりますから、最後までやりきる強い志が必要でしょう。

強い思いがあれば、どんな仕事でも楽しくできるはずですね



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