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人の評価

人事評価と個人目標

介護の現場で働きはじめて半年が過ぎました。

私が介護の仕事で行っている法人は、若いスタッフが多く研修などが充実しているように思います。
介護職
※写真はイメージです。実際の職場ではありません


その中で、『個人目標』の提出をする事になりました。
ロードマップ
自分の中では、ある程度のロードマップは描けているんです。なので、その中の『介護福祉士を取るまでのイメージ』で提出しました。

上を目指すかどうか

管理職
『上』とは、リーダー職や管理職、責任者などの仕事を目指すかどうかと言う事です。組織図で上にあるところです。
現場で現役プレイヤーとして『職人技』を極めるのも一つかもしれません。そういう人も必要です。
でも、介護の仕事はたくさんの人達と関わる仕事です。調整役や、指導監督する人、管理職も重要になります。

まだ、具体的な仕事内容を把握していないのでわかりませんが、他の仕事と本質はそう変わらないと思います。やはり全体的な介護の仕事を把握した上でないと、自分の思い描く介護や福祉の仕事はできないと思っています。

なので、これまでの社会経験から介護だけに限らず、会社組織で働くうえでお勧めしたい考え方をお伝えしたいと思います。共感できる部分があればぜひ実践してください。

部下は言い訳してもよい

担当業務を持ったり、リーダー職や管理職になると、自分の仕事だけでなく同僚や部下の仕事、外部からのヘルプの方の作業にも目を配らなければならなくなります。
役職に年齢は関係ありませんが、人として接するには年齢はある程度気づかいする方が円滑に仕事がすすむことも多いです。『偉そうにする』ことが上司の仕事ではありません。

上司が部下にしてはいけないのが『言い訳』です。冗談で済ませるようなものはOK。でも、責任問題になるようなもの『事故報告』や『ヒヤリハット』などに関しては言い訳なしです。
自分のインシデント能力が足りないだけだと割り切って改善に努めることが大事です。


部下の言い訳は聞いてあげましょう。どんなパターンの言い訳をしているか、個々の能力やくせなどを把握してから対策を考えます。
言い訳 指摘
本人に直接『言い訳するな』と受け取られるような事を言ったり態度に出すと本来の問題点が見えにくくなってしまいます。『言い訳』しなくなると『隠す』からです。注意することを、自分への言い訳や上司への『自分の言い訳』にしている人がいますが、これは部下にとって上司がとるべき行動ではありません。
職場の問題が大きな事故や事件になるまで表面化しないのは、リーダー職の問題だと思います。


私は、口だけで働かない人や部下のせいにする人が嫌でよくもめていました。でも、結果的に自分自身の能力不足が、チームをまとめられない原因だとわかりました。
口だけの人でも、偉そうにしているだけの人でも、チームの一員なんですね。どう動いてもらうかは自分が行動で見せていかなければいつまでたっても変わらないのです。

厳しさとは何か

やらない人より、『自分はやっている』と自負している人の方がどちらかと言うと動かすのが難しいです。
年配の方や、経験者に多い傾向です。危険回避や周囲への影響を考えると、やってもらう事にボーダーラインを決めて、できなければやめてもらうしかありません。


『厳しさ』とは何でしょう?これは相手によって変わってきます。将来性や可能性がある相手への厳しさはこっちが我慢する事です。どんなに相手が困っていても『できるまで見守る』とか『聞いてくるまで待つ』などでしょう。もちろん仕事自体はサポートしなければいけません。誰かに迷惑がかかっているわけですからね。古典的なようですが、こうすることによって教える相手だけでなく自分自身も『技術』や『知識』以外のものが身に付きます。

見込みなし
将来性のない、見込みのない相手は『見捨てる』しかありません。本人にあきらめてもらうしかありません。自分で出来る事を別の分野で探すのが良いでしょう。プロ野球の世界などはその典型的なもののように私は思います。選手として登録できる人数は限られていますから。

評価する側の器の大きさ
籠の鳥

考課する側の器の大きさによっても、人の評価は違うでしょう。過酷な環境で生きてきたか否かで、人の優しさや忍耐力にも差が出てくるようなものです。

鏡
リーダーや経営者として人を評価する側に立った時、忘れてはいけないのが『やってもらっている』という感謝の気持ちだと思います。よく、経営者にとって会社組織は自分の鏡のようなものだと言われます。人は、見ていないようで見ているものです。自分の発する言葉や態度が組織に大きく影響していきます。『こんなこともわからないのか』は、『こんなこともわかってもらえないような仕事しか自分はしていなかったのか』が正しいのかもしれませんね。

自ら率先して現場に立って肌で感じるのもよいでしょう。自分の思い描く組織に成長しないのは、自分が成長していないからだという事です。

まず、自分を客観的に評価できるようになる事が自己成長への第一歩かもしれませんね。

『厳しさ』が必要なのは自分自身なのかもしれません。



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