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少子化と子どもの医療 今の社会環境

小児科医の減少

子供の数が減っていくと言うことは、国として危機的な状況であるにも関わらず、行政もマスコミも政治家も子供が減っていくような事ばかりして来ました。
それについてはまたの機会に書きたいと思います。

 日本の子ども(15歳未満)は、出生数とともに過去最少を更新しています。少ない子どもを大切に育てたいというニーズが高まる一方、小児救急医療の問題や地域偏在による医師不足は解消に向かっていないといいます。すべては高度成長期に『惰性』が蔓延したツケだと思いますが、そんなことを嘆いていても仕方がありません。

これからの日本を豊かで安心して暮らせるようにするために、私たち一人一人が協力して様々な課題に取り組んでいかなくてはいけないでしょう。
その為には、今の現状を理解し自分たちにできる事は何なのか考えて行動することが必要になるでしょう。

小児科
これから医療の仕事を目指す方々には、『救命』と言う強い志のもとに、現場の体質から経営に至るまで広い目で見てより良い新たな医療の体制を構築してほしいと思います。
そして、女性の社会進出についても『出産』や『育児』という分野において、男女ともに相手の立場を考え、尊重しあってより良い社会を作ってほしいものです。
確かに出産や育児は大変なのだと思います。我が家には子供はいませんが、ペットを飼うだけでも生活の中心はペットになってしまいます。でも、それを選んだのは自分達なのである程度犠牲を払うのは当然の事だと思っています。

小児科っていくつまで?

こども 小学生
一般的には、15歳(中学3年生)までが小児科の対象と考えられています。
ただ、医師の判断による部分も多いようで、ネット上の情報でも『いくつでも』とか、『心の病は年齢に関係なく』とかいろんな考え方があるようです。

そもそも小児科ってどんな疾患を診るのでしょう。
対応医師
小児科で対応するのは、体のトラブルだけでなく、こころ・生活習慣・学習・発達・性など多岐に渡ると言われます。体の不調だけでなく悩みを聞いてくれる学校の保健室みたいですね。

高校卒業くらいの年齢までは、これまでの成長歴を把握しているかかりつけの小児科医を受診することが望ましいようです。また、各種アレルギー、喘息、慢性的な神経疾患については、成人してからもこれまで受診してきた小児科医に相談される方も多くいらっしゃるとのことですね。

同じ病気であっても、大人と子どもでは、現れる症状などに違いがあります。大人なら内科で受診するような病気でも、子どもは自分で正確に症状を伝えられないこともあります。そのため小児科では、子どもの成長と発達を考慮しながら対応する必要があるようですね。

いわゆる『母性』とは女性が子供を産み育てる時にホルモンなどの関係で刺激されやすい感情のようです。ただ、子供を出産するのは女性ですが『親として子供を守る気持ち』は当然男性にもあります。母になりうる性質とは身体的なものだけでなく精神的な面もあるという事です。
医療や少子化の問題の根本は、今の社会構造にある様々な偏見や無理のある『平等論』じゃないかと私は思います。

偏見と限界

taikei
肉体的な構造や、遺伝的な要素など男女に差がある事は確かです。女性より男性の方が筋肉は付きやすく力仕事をすればその差は出てくるかもしれません。今は、女性でも扱える重機なども増えましたが、肉体的には男性の方が力仕事に向いているでしょう。逆に女性は男性より臓器や血管が丈夫で出産が出来るという特性があります。これは、優劣ではなく特徴です。『仕事できる方が偉い』という偏見が、体力を使う一次産業や二次産業中心だった社会のなかで広まってしまったのかもしれません。そこから、富を得て人を使う階級が出来ていったのでしょうから当然男性有利な社会構造が生まれやすかったのでしょう。
力仕事
『男だったらこれくらいの事やれよ』とよく言われました。
性差別ではなく肉体的な特徴からできるだろうという意味だったのでしょうが、『男女平等』という情報の受け取り方がおかしくなってくると、これが偏見や差別を生み、自然に作られてきた社会構造自体に問題を引き起こしてきたように思えます。
男性と同じことが出来ないと社会で認められないという意識に問題があるだけで、『出産が出来る』という女性のもつ特別な能力に重きを置かなかったアホな男社会が、人間社会を不幸にしたことも一要かもしれません。

ダメな大人が不幸な子どもを作る

ポイ捨て
私は、子育て支援とか子育てしやすい社会と言うのは、お金の問題の前に社会構造について考える必要があると思っています。
信号無視
ポイ捨てや、信号無視のように『ルールを守らない』ようになった社会が、子供の教育に悪影響を及ぼしていると思います。

demo1 demo2
今の親世代はその『ルールは守らなくても良い』時代を生きてきた世代です。テレビや新聞雑誌などが、偏向報道によってこれまでの社会のルールを守らなくても良いかのような情報流布を繰り返してきました。これらが容認された理由の一つは、忙しく働く人が多くいちいちルールを守るという事が『面倒なこと』と捉えられてきたからだと思います。
一部分だけを切り取った情報はインパクトが強く、関心を集めるためメディアが儲けるのに好都合だったんでしょう。

なぜ、『ルールが面倒なこと』になってしまったのでしょう?それは、その時代に合わないルールを行政や政治家・有識者の人達も『変えることが事が面倒』だと思っていたからでしょう。仕事が増えると遊べないし批判されると面倒だから。
娯楽に興じた昭和バブルのツケが今の社会です。この世の中を、私たちが将来安心して暮らせる世の中にするためには、今働いている私たちが多少の犠牲を払ってでも頑張って社会の仕組みを変えていくしかありません。

社会を良く変えていくためには、私たち一人一人が正しい情報を知り、それを理解して行動に変えていくしかありません。

自分だけの為ではなく、社会のために行動することで結果的に自分に返ってくることを実感できるような世の中になって欲しいですね。



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2024年04月25日