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宝の持ち腐れ

宝の持ち腐れ
403静岡知事問題
4月の初めに、静岡県知事の訓示が問題になっていました。

わたしからすれば、こうした行政機関でのパワハラとかセクハラとかが取り上げられる一番の理由は、その職場やマスコミが『仕事をしていないから』暇なのだと思います。
こういう職場が一番嫌うのが『改革』や『変化』です。

今や大阪維新の改革は、大阪に住む人たちの支持を受けていますが始めた当時は壮絶な現場の反発を受け、大変な時期もありました。多くの首長さんは選挙で選ばれ期待されて改革に取り組みますが、マスコミをはじめ労働組合や古株の陰険な妨害にあって志半ばでとん挫するケースが多い。
これは地方の行政機関に限ったことではありませんけど。


一般企業の中にも、古い考えが職場に蔓延して衰退していく会社もあるでしょう。
ただ、国や地方の行政機関に関しては、一般企業よりもはるかに優遇される部分があります。


大阪
以前、大阪市長・府知事をされた橋下徹さんの本に書かれていましたが、行政には名門大学などでたエリート集団が多くいらっしゃるようで、一般企業に引けを取らない優れた人材の宝庫だそうです。
税
一般企業で働いていた自分からすれば、『税金』という原資で運営できる行政はうらやましい限りでした。それでも破綻する地方自治体もありますけど。どんな環境で働くのかによって、その人の成長度合いは変わっていくでしょう。

競争に無縁な社会

民営化
電電公社や郵政の民営化は、大きなニュースになりましたが、こうした行政から民間に移行した事業で常に問題になるのが、競争力についてです。

自然界に生きる動物が一度飼育されてしまうと、中々自然にかえるのが難しくなる。
同じように、それまで他との競争を経験したことのない人達は、百戦錬磨の民間企業のように生き残るのは難しいでしょう。

仮に新卒時点から、外部との競争に晒されて成長するのであれば、どれだけ恵まれた環境なのかわかると思います。私は、介護の仕事に就き社会福祉法人のメリットなども調べました。仕組みや制度に守られた職種には、『社会貢献や福祉』の責任が生じます。
帳簿
これは、一般企業よりも大きな責務になります。
だからこそ、社会の模範となるような規律や意識が必要なのだと思います。ところが、現実は逆で効率化や利益を生み出すような仕組みは生まれず、社会に取り残されるような古い慣習だけが残っている職場になっているように思います。

行政のメリット 一般の会社との違い

それでも破綻するのは何故でしょう。
職場での教育環境が『学校』のままだと、社会のあらゆる変化に対応する力が養われません。
校舎
冒頭の知事が言わんとしたのは、学校教育の厳しい壁を突破して入社してきただけの優れた学習能力を持つと言いたかったのでしょう。
その期待値が、その後の職場環境によって左右されてしまうのかもしれません。
特に、仕事に向き合う姿勢や、その仕事の意味、与えられた条件や権限、メリットデメリットなど様々な要因で、戦力は変わっていくわけです。

住みやすさ
大阪の改革が、一定数成果を挙げているのは優れた人材がその人の持つ能力を発揮できているからではないでしょうか。

誰がリーダーなの

大阪でも、抵抗勢力と言われるような構図も当初はありました。
自治体のトップは市民に選挙によって選ばれているわけです。
マスコミは、自治体の首長などを個人攻撃することが多いです。こうした報道こそが、いじめを助長する最たるものだと私は思っています。

停滞する職場にありがちなのが、やたら現場経験だけが長くリーダーや責任者としての資質に欠ける人が、派閥的なものを作っているケースです。

古臭い労働組合とかもそうです。産業が未成熟な時代に作られたルールの中で、成長しようとする産業の足を引っ張ります。木を見て森を見ずを体現しているようです。

結果的に良い人材が集まっても、環境が悪ければただの宝の持ち腐れになってしまうのでしょうね



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