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職人の技

阪神園芸

プロ野球ファンの方々の中では一目置かれている、甲子園球場の整備をされている阪神園芸さん。
阪神園芸

甲子園2
雨の甲子園。中止かと思いきや、開始時間を遅らせて決行されました。
職人の技と経験というのはすごいです。水浸しだったグランドが試合ができる状態になりました。
甲子園1

阪神電鉄の発想

電車の通り抜け
阪神電車も、乗り換え時間の短縮のために、両ドアを開けて乗客を通したりします。甲子園の高校野球や阪神戦で臨時便などの対応も慣れているのでしょうね。
特に甲子園なんて天候にも左右されるし、日程が変わる事もありますから、運行する側は大変だと思います。

それでも、利用するお客様のために創意工夫されているのでしょうね。

先に出た阪神園芸さんも、様々な天候の中で土のグランドと天然芝の外野を整備していくのはとても大変な事だと思います。試合をする選手の為、プロの試合を見に来たお客様のために、最善の状態を作ろうとするプロの技に注目が集まった阪神園芸さん。

お客様のために
職人技
相手のことを考えた行動は大切です。自分本位になりがちですが、こうした姿勢はリスペクトしたいものですね。やってもらって当たり前と言う考えにならないよう気をつけたいものです。

職人の技が上達する理由は何だと思いますか?
陶芸
私は、その職業における物事を本当に理解し、向上しようとしているがどうかだと思います。
美しい器を作るのは見る人や使う人を喜ばすため。より良いものを作るために試行錯誤を繰り返し努力を積み重ねるのだと思います。

料理
過去に調理師をしていた時、職人とプロは違うという話をされました。
相手の時間を考えずに、自己満足で料理を作るのはプロではないと。まともなことを言っているように聞こえますが、これは雇用する側の意見であり、言い換えれば『同じものをずっと作り続けておけばよい』と言われているようなものです。時間とお金を出すからもっと良いものを生み出しなさいなんていう飲食の経営者なんていないでしょう。
本当に良いものを作り出せる技術や発想を持つ料理人がいなくなってしまった原因です。いつまでも変わらず残っているのは、古臭い過酷な労働環境だけ。そして、職人を削ってアルバイトで食品工場のような動きをする場所へと変化してきました。

これが、どこの店でも同じようなものをそこそこの値段で出すようになった今の外食産業の構図を生んでいると思います。


技術の向上の目的は何か

飲食を例えに出しましたが、どんな業界でも同じことが言えるのではないでしょうか。
経営者本位で、『効率化』とか『デジタル化』という言葉だけがひとり歩きして本来の目的が見失われつつあると思います。
介助
介護の仕事についてみて思ったのですが、あまりにも技術的なものや倫理観的な発想ばかりが重んじられていて、『プロ意識』が感じられません。私がプロとして大切に思うのは相手への敬意と自己成長の気持ちです。目の前の相手に対して最大限の力を発揮する事ができるかどうかですね。
もちろん、技術や知識の向上やアップデートが必要なのは当たり前です。では、何のために技術や知識をつけるのでしょうか。

自己満足の為?お給料に反映されるから?

寄り添う
私は、職人の心の根底にあるものは『その仕事を通じて社会の役に立つ』と言う事ではないかと思います。

介護職
介護職は、そうした『仕事の意味』を考えるのにとても良い仕事だと思いますね。