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ルックスと人相 気づきの大切さ
2024年04月07日
ルックスの語源は英語の「looks」です。目つきや顔つきを意味する言葉として使われています。
『ルックス』には容姿・容貌・見た目などの意味があります。
なので、『人相』も英語ではルックスなのかと思ったら、こちらは『physiognomy(フィジアグノミー)』でした。
どちらかと言うと『容姿』よりも『相(様子)』の意味合いの言葉みたいですね。
forest physiognomy 森林の様相
house physiognomy 家相
こんな感じで使うようです。
表情の変化
認知症など、脳神経に支障がでると表情にも変化があらわれます。
介護の仕事をしていると、日によって利用者さんの表情が大きく変化しているときがあることに気付きます。ただ、見た目だけで判断することは、判断ミスに繋がります。
些細な言動や目線などいつもと違う小さな変化を見逃さないようにするのは中々難しいことだと思います。
それでも、認知症や精神的な病気は進行してしまうと中々改善するのが難しいものです。
ましてや、高齢者になると長年の生活習慣などが原因なのか、突発的な原因なのか特定するのも難しいでしょう。だからこそ、看護師や介護士など身近で過ごすことが多い人たちが少しでも早く変化に気付くことが求められます。いつまでも笑顔で健やかに過ごてもらいたいものですよね。
経年劣化
新品の機械に不具合があれば、どこに欠陥があるのか特定しやすいでしょう。
ところが、長年使用していた機械の不具合になると、経年劣化に関してもメンテナンスの頻度、使用方法や使用していた環境など様々な要因で不具合の程度も変わってきます。
一つの部品を取り換えた途端また別の不具合が発生する事もあるでしょう。同じものが同じ時期に壊れるとは限らないですよね。
千差万別
認知症対応とか言っても、それまでのご本人の生活環境や性格、人間関係、価値観などそれぞれ違うわけですから、一人一人に合った最適なケアをするというのは中々簡単にはいきません。
私は、『どう過ごしてきたか』によって、人相や容姿などが変わっていくのではないかと思います。そこに大きく影響していくのが『神経の働き』だと思います。徐々に、又は突然神経の働きが壊れてしまったり修復が困難になっていく可能性もあるでしょう。頑固になったり、ミスが増えたり、五感が鈍ってきたりと、知らないうちに私たちの脳神経も『経年劣化』が進んでいるのかもしれませんね。
わかりやすいのは、脳梗塞などで脳神経が麻痺してしまうと表情が変わったり、言葉が発せなくなったり、自分の思うように動けなくなってしまったりしますよね。
また、身体的な疲労や病気による機能低下だけでなく、精神的なものが関与することもあるでしょう。些細なことかもしれませんが、ゲームやスポーツ観戦などで一喜一憂する事もありますよね。
こころの成長
いつもニコニコしていた人といつも文句ばかり言っていた人が、認知症になって同じ言動をとるとは私は思えません。実際、介護の現場をみてあらためてそう感じました。
ただ、こちらの対応次第でBPSDの進行は、ある程度防ぐことが出来るでしょう。
介護者側が、利用者の家族の話などを一方的に信じ込んで先入観を持ってしまわない事も大切です。
これからも様々な角度から、こうした問題への対策を考え、発信していきたいと思います。
これまでのサプリメントの仕事の経験から言うと、認知症の予防対策やBPSDを防ぐ対策の栄養としては『GABA』をおすすめしたいです。
サプリメントの利用は、ご利用者様とそのご家族に一緒になって考えてほしいものです。