1. HOME >
  2. ブログ >
  3. 取扱い商品紹介 >
  4. 紅麹関連の情報

ブログ

紅麹関連の情報

混入された物質とは

プベルル酸
小林製薬が『未知の成分』としていたものが、『プベルル酸』だったという報道がありさらに混乱や憶測を招く事態となりました。おそらく、紅麹の製造や研究に携わる方々には想像しえなかった結果ではないでしょうか。

プベルル酸はブドウなどの発酵で生じたりする青カビの代謝産物から見つかった天然化合物です。
黄色い粉末状の化合物で化学式は「C8H6O6」。
紅麹の製造工程の中ではまず発生しないであろう成分のようです。


製造者の責任

BNKGOLD 店頭POP2020
この紅麹事業はもともとグンゼが長年研究を重ねて作り上げてきたものでした。私は、この紅麹を使用したサプリメントが、コレステロールに悩むお客様に大変喜んでもらえたことからこの仕事が本当に好きになったものです。
グンゼ
その時、講演先でも『グンゼ』という会社の信用はとても大きかったです。特にご年配のお客様は、『グンゼの下着は少し高いけど良いものだ』というイメージをお持ちの方が多かった。
これこそが『企業の価値』だと私は思います。

管理の甘さ0404
グンゼの時には『管理体制』に関してこんな指摘は無かったと思います。引き継いだ後に何がどう変わっていったのか。近年言われる偽装や改ざんなどに代表される『企業モラルの低下』が引き起こした人災だと私は思っています。

なぜ、このようなことが起るのでしょうか。

大切なもの

紅麹報告遅れ0404
この点がもっとも気になりました。製造会社より販売会社によくある問題です。
『報告の遅れ』ですね。トラブルの防止より売る事を優先するとよく起きる問題です。
問題をおこす人は、『売る事』に固執した人が多いように思います。『買わされて泣き寝入り』が当たり前に黙認される時代の人達かもしれません。

劣悪
製造元に多いトラブルは、人の入れ替えによる信頼関係の崩壊で必要な人材が流出してしまったり、旧体制に固執する勢力によって周りから見えない職場環境が作られていたりすることも挙げられます。いずれにせよ、今後行政などの介入によって実態は明らかになっていくのでしょう。

信用の失墜

廃墟
私の取引先でも、小林製薬の評判はあまりよろしくありませんでした。当初使用していた紅麹原料も別の発酵に強いメーカーの原料に徐々に切り替えていたようです。
もともと小林製薬の紅麹を使用していた理由は『グンゼの紅麹』を引き継いだというのが理由ですから、このように自ら体制を変えて原料を使用していた取引先に迷惑をかけるような事をしていては、この事業は成り立たなくなります。

きつい言い方ですが、『グンゼ紅麹』を殺してしまったようなものです。
さらに、サプリメント全体の信用や機能性表示と言う仕組み自体の信用も無くしてしまう結果となりました。ただ、これはデメリットばかりではなく本来の目的をもう一度考え直すきっかけにはなったと思います。それでも過剰な健康アピールは大手メーカーを筆頭にまだまだ続いています。

健康のために0404
私たち消費者も『サプリメント』の位置づけや、『健康維持増進』の本来の意味を考え直すべきなのかもしれませんね。
私は、介護の仕事をしながらサプリメントの情報を発信する側の立場にもあります。でも、いずれ介護を受ける側にもなるだろうし、サプリメントをもっと利用する側にもなるでしょう。

加齢とともに衰えや不都合が出たり、回復が遅れたりすることもあると思います。だからこそ、正しい情報の発信と理解が重要になると思います。



関連記事
ブログ画像
紅麹の続報 (03月28日)
ブログ画像
腸の調子 (04月15日)