1. HOME >
  2. ブログ >
  3. サプリメントと健康 >
  4. ビールの復権

ブログ

ビールの復権

大麦の力

ビールの絵
ビールは麦芽・ホップ・ビール酵母・水などを主な原料として作られるお酒です。「麦芽」は、麦を発芽させたもので「モルト」と呼ばれています。麦を発芽させることにより、麦に含まれるデンプンやタンパク質を糖やアミノ酸に分解するための酵素を生み出します。麦が「モルト」になるまでは、水を十分に吸収させて大麦を発芽させる浸麦(しんばく)、乾燥させて発芽を留める焙燥(ばいそう)を行います。

栄養表示
ビール自体にはあまり栄養が無いように思われますが、ホップにはポリフェノール、麦芽にはビタミンB1、B2、B6、イノシトール、葉酸、パントテン酸、カルシウム、カリウム、マグネシウム、リン、ナトリウムなどビタミンやミネラル類が多く、ビール酵母にもタンパク質や核酸、ビタミンB1、B2、B6、B12、食物繊維などが含まれています。
ホップ
特にホップには抗酸化作用の他に、鎮静作用、催眠作用、抗菌作用、健胃作用、食欲増進効果などの薬理効果が認められています。

shouten
大麦はβグルカンと言う成分も注目されています。これは『照天の恵』という製品の案内の中でもご紹介していますが、お酒を飲む方やお薬を常用している方、食生活が乱れている方にはぜひ摂っていただきたい成分です。

また、大麦乳酸発酵液『GABA』を使用した『YASURAGI』には脳神経の活性化に欠かせないγーアミノ酪酸の働きをサポートする役割があります。

あまり知られていない栄養も

モルト
麦芽(モルト)にもさまざまな種類があるようです。

◆ペールモルト/低温で時間をかけて乾かしたモルト。ペールエールやラガーを作るときに使います。
◆ウィンナーモルト/ペールモルトよりやや高温で乾かすモルト。ビールに赤みがかった色とナッツのような香ばしさをつけます。
◆カラメルモルト/酵素の生成が完了するまで発芽させてから焙燥させた、甘い風味を持つ麦芽。黒ビールなどに使用されます。
◆チョコレートモルト/チョコレートのような色。香ばしくナッツのような風味をつけるのに使います。ポーターなどに使用。
◆ブラックモルト/高温で焦がしながら作られるモルト。スモークしたような香りがつくものもあります。
◆ウィートモルト/タンパク質の含有量が多いため、ビールを白濁させます。ビールの泡立ちもよくなります。
◆ローストバレイ/麦芽化していない大麦を直接焦がしたもの。焦げたような苦味が出ます。



自分の好みのモルトやビールを見つけるのも楽しみになりますね。飲みすぎには気を付けて。
モルト2

モルトに多く含まれるビタミンB群には、B1、B2、B6、B12、B13、B15、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、コリン、葉酸、イノシトールなどがありますが、このほとんどがビールに含まれているということです。ビタミンB群はそれぞれが単独で働くというより、お互いに助け合ってエネルギーの供給や老廃物の代謝に働いています。チームワークが大切なんですね。

加えて、ビールの原料で欠かせないホップですが、ホップ由来の苦味成分「イソα酸」には、アルツハイマー病の進行を抑制する作用が期待されています。
脳内の老廃物を除去・修復する免疫細胞は、加齢とともに衰えていきますが、イソα酸には、その細胞を活性化する効果が期待できるほか、生活習慣病や肥満、骨密度低下を抑制する効果も研究されています。イソα酸はどのビールにも含まれていますが、効率的に摂取するには、苦味成分の多いビールを選ぶのがおすすめです。

ノンアル
ノンアルコールビールにも含まれているので、お酒が飲めない人はこちらで。

結局何がやりたかったのか

ビール 酒税の流れ
良いものを作ろうという『作り手の気持ち』を考えない役人は、税金を搾取する事だけを考えているように思えます。良いものを作り続けるために、不本意ながらも経営の負担を軽減する商品を開発しても、すぐそこに税金を重くかけていくという悪循環の中、酒造メーカーは苦労してきたのだと思います。

日本のビール 
インバウンドで日本のモノの価値が見直されつつある中、作り手の人材不足や高齢化が進んでしまっている状況を見ると、やはり先見の目をもった政策の大切さを感じますね。
杜氏
丁寧な仕事、作り手の思い、向上心の継続などこれからも日本のモノづくりが多くの人達によって支えられ、存続していく事を願いたいものです。

後継者
そして、どの分野においても利権にしがみつくことなく、次の後継者たちをどんどん育てていく仕組みの構築を心から望みます。



ブログ画像
前の記事
2024年04月02日
ブログ画像
次の記事
2024年04月04日