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脂肪肝とALTについて

過去にアミロペクチンAと小麦について書きましたが、今回これに関連する内容がテレビで紹介されていました。脂肪肝や肝臓の数値ALTについての説明です。

肝臓が機能しなくなると、肝細胞が壊れてしまいます。その結果血液中に壊れた部品が流れてくるわけです。そのなかの一つがALTです。

ALT
ALTとは、アラニンアミノトランスフェラーゼという逸脱酵素の一種で、肝臓にもっとも多く含まれています。そのため、ALTの数値が高いときは、肝臓に問題や疾患がある可能性を一番に考えます。
医師はALTの数値だけではなくASTの数値とのバランスや、総ビリルビン、アルカリフォスファターゼなどの値との兼ね合いを考慮して、高値の原因を探ります。


気をつけないといけないのは、肝臓数値に異常があったからと言って、むやみに『あれを食べない』とか『これを食べたら良くなる』といった話に飛びつかない事です。

ALTが注目された理由

奈良宣言
昨年の6月に『奈良宣言』というものが発信されました。世界肝炎デーの記事を書いたときにも紹介したかもしれません。この時、『ALT』の数値を厳しめに評価するような内容になっていました。

肝臓の病気
テレビの中でも、ALTの数値異常から様々な病気への注意喚起がなされています。

脂肪肝の増加
なかでも、見過ごされがちなのが『脂肪肝』です。脂肪肝自体は病気ではないですが、肝臓が機能しなくなれば大きな病気へと発展してしまいます。『非アルコール性脂肪性肝炎』は、中でもアルコールを飲まない人にもおこる肝炎で、肝硬変や肝がんの大きなリスクになります。


肝臓への注意喚起の定番『沈黙の臓器』と言う話

肝硬変
脂肪肝によって壊れた肝細胞から出てくる酵素がALTです。脂肪肝から肝硬変や肝がんに進行するだけでなく、肝臓の線維化(コラーゲン繊維で硬くなってしまう仕組みなど)の説明やその他のがんのリスクが上がることなどを数字を使って説明されているのでわかりやすいと思います。
肝臓は当初痛みを訴えることなく、何とか再生しようとします。そのため、痛みや不快感を感じるようになった時には相当なダメージを負っている可能性があります。

生活習慣

脂肪肝に関与するもっとも大きなリスクが『食の習慣』だと私は思います。

何を食べたか、いつ食べたか、どのくらい食べたか。さらに服薬や飲酒、趣向品の摂取量など肝臓に影響するものは様々です。食に関するトラブル(美味しくない、噛めない、飲み込めない、味がわからないなど)から受けるストレスも、肝臓には悪影響でしょう。

アミロペクチンA
以前に紹介した『アミロペクチンA』への対策も、あくまでこうした習慣の改善のためのきっかけに過ぎません。小麦はダメでコメなら良いとか、じゃがいもに変えればとかいろんな主張があるようですが、それらも議論がなされている段階ですから、あわてて飛びつかないようにしましょう。

『小麦はダメだ』なんて言って選挙で訴えていた政党なんて最悪です。
文化的背景や、栄養学、医学的な見方など様々ですから。安易に偏った情報を流布するような本や、ネットなどでの『釣り』はやめてほしいですよね。

バランスよく、楽しく食べる事が健康の秘訣と言われますが、本当にその通りではないかと思います。様々な科学的根拠も加味しながら、より良い生活習慣の提案をしてくことが大事ですね。
その中で、不足しているものや効率化につながるものがあれば、提案して行けばよいのだと私はそう思いながらサプリメントと向き合っています。


自分の体と向き合う

脂肪肝対策
肝臓は私たちの体の根幹にある臓器です。良く知り、しっかり向き合って健康維持増進に努めたいものですね。

私がご案内している『照天の恵』も、今の食生活の問題点をピックアップし肝機能の向上とストレスの緩和による臓器や神経の働きのサポートを目的としています。興味のある方は、商品案内からご覧ください。