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拡張型心筋症
心筋梗塞などで心臓が正常に働かなくなることがあります。また、生まれつきの病気などで心臓移植を希望する人がいますが、実際のところ5年以上待ち続けている人も数多くいるようです。
なかでも『拡張型心筋症』という症状で移植を待つ人が多いという記事です。
『心筋梗塞』や『狭心症』は聞いたことあると思いますが、実際自分が家族がなっていなければ詳しく知る事は少ないでしょう。家族がなっていても、詳しい仕組みは知らない方もいると思います。
慶応大学では、心臓に直接注射でIPS細胞を打ち込んで心筋脂肪を増やす研究が進めらているようです。こちらは『虚血性心筋症』という病気の患者さんが対象で、10件中の3件が治験期間を終えて良い結果が得られたという内容になります。
大阪大学では、心筋のIPS細胞をシート状にして心臓に張り付け、血管の形成を促すという研究をしているようです。阪大の例ではすでに8件の『虚血性心筋症』患者さんが社会復帰して、『拡張型心筋症』の治験に入るという内容です。
要するに、これまでは移植に頼っていた心臓が悪くなってしまった患者さんたちの治療が、IPS細胞を使ってできるようになるという話なんですね。
『心筋症』と言われても、どんな病気でどんな危険があるのか私たちは詳しく知りません。にもかかわらず、難しい記事の内容で発信されても関心を持つ人は少ないのではないでしょうか。
上記のように、原因や状態によって心筋症の種類も違います。
このように、『心臓』一つとっても知っているようで知らない事はたくさんあります。私自身も、こうしてテーマをもって発信したりするときに初めて知るような事も多くあります。
大切なのは、自分自身がきちんと理解して、正しく人に伝えるという事だと思います。
健康維持や病気の予防に関する情報は、正しく知ることで、わたしは健康診断などを受ける人も増えると思います。そして、正しい健康意識も芽生えて食品メーカーや医薬品メーカーによる偏った健康情報に踊らされなくなるのではないかと思います。
本当にネットを見て思うのは、サプリメントや栄養、健康に関する情報をいたずらに持ち上げてみたり落としてみたり、単に注意をひくことだけに躍起になっているように感じます。『正しいことを知りたい』という人の心理を悪用しているように見えます。
おそらく、メーカーは悪意を持って偏った健康情報を流布しているのではありません。
儲けるための道具として利用しているのでしょう。
だから、それに乗ってしまうのは私たち消費する側の責任だという事なんですね。最近では、美容やアンチエイジングをうたい本来の用途と違う薬を平気で販売するようなモラルの低い医師も増えています。
正しい発信をすることで、少しでも正しい行動をとる人が増える事を願います。