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春(はる)ブリ

旬の変化

ブリといえば『寒ブリ』。富山の氷見の寒ブリとか、日本海側のイメージがあったのですが、今年は太平洋側でブリの豊漁のニュースが流れます。
寒ブリの季節は2月頃までですが、春ブリは3~5月頃脂がのって最もおいしいようです。
ブリどんぶり

温暖化の影響もあり太平洋側でも多くぶりがとれるようになっているようですね。その土地の変化とともに私たちは食べるものや生活習慣も変化させてきたのでしょうね。
こうした変化を敏感に感じ、早く対応できたものだけが生き残ってきたのかもしれませんね。

土砂災害
四季折々の変化を感じられる日本ですが、近年その変化が大きな災害につながる事も多くなりました。自然とは時に残酷なものかもしれません。

私達も、その変化を受け入れながら食を通じて生きる術を学んできたのでしょう。

ブリの薬効

[体質]気虚、血虚、津液虚

[性味]甘酸/温

[帰経]脾、肝

気、血、津液のどの弱りにも良い万能な食材のようです。
ブリは中国ではあまりなじみのない食材のようです。
ブリの薬効については四方を海に囲まれた日本ならではの経験や知識が受け継がれているようですね。

ebisu maguro burihounou
私たちの生活には様々な行事や文化の中にお魚がありました。
その中でもぶりは栄養価が高く重宝された食材だと思います。

刺身定食
ただし、脂ののったブリは胃腸の弱った方には負担になるので、生のお刺身は控えた方が良い方もいます。

ぶりしゃぶ 炭火焼 甘酢あん
脂を落とすようにしゃぶしゃぶにしたり炭火で焼くとか、照り焼きやあんかけなどで甘みや酸味を上手に加えて食べるのが良いようですね。

この時期、美味しい脂ののったぶりが手ごろな価格で買えます。滋養強壮日々の元気のためにぶりを食べるのはいかがでしょうか。



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