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玄米を給食に

玄米を食べる

0219玄米と食育
JA北大阪(吹田市)がすすめている玄米の特産品の普及活動の記事です。
玄米食は健康の話でもよく登場します。薬膳的には五気は『平』五味は『甘』ですから、体を温めも冷やしもしない食べ物で、元気な心を養う食べ物となります。
よく噛んで食べることが大切ですが、栄養豊富で内臓を丈夫にします。胃腸が弱く消化に自信が無い方は、玄米ではなく麦ごはんをおすすめします。
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私の妻も玄米を食べていた時期があります。子宮頸がん異形成の手術をした後です。

それが正しいか間違っているかではなく、自分に合うか合わないか、すすめられる理由について納得しているか否かが大事ではないでしょうか。

美味しいものとは

コメ作り
玄米に関しては、無理して食べる必要はないと思います。性質を理解し、バランスよく食材を組合せ食す人の体調や生まれ育った環境など理にかなった調理をすれば美味しいと感じるはずです。

食べることは豊かな心を育む上で大切だと私は思います。食品メーカーなど売り手の都合によって操作されるものではいけないと思います。
一方的な主張だけを正論のように伝えるのはナンセンスですよね。
野菜作り
『身土不二』という言葉をよく使われます。身土不二とは、身体と、風土(自然環境)は、切り離せないという意味です。ただ、古い考え方に固執する方も少なくないです。
気候の変化や時代の変化・生活の変化とともに伝統と進化は一つのものとして考えないといけません。

食が心を育てる

私は栄養を摂ることだけが目的では無いと思っています。

記念日  弁当
その食事の意味、例えば記念日に食べるものは長く記憶に残るかもしれない。
出来たての美味しさや、手間ひまをかけた美味しさ、なつかしさや、感動、驚きなどの演出があったりもします。その一つ一つに意味を持たせて、栄養学的なものだけで無い価値を伝えていかなければいけないと思います。

私が和漢薬膳師という資格を取ったのも、価値を高める為の知識を増やしたかったからで、これをきっかけにしてより食に対する正しい認識を広めたいと言う意味合いもあります。


日本の『食の未来』

食育子供
食から学ぶのは、子供たちだけではありません。
むしろ、大人の人達に、管理栄養士や料理や食品に携わるさまざまな人達と一緒に、さまざまな知識を持ち寄って『食』の大切さを広め、自然との共存や豊かな心を育む社会を作っていけたらと思います。
管理栄養士
あれこれ否定し合い、対立する事が食の情報発信ではありません。

そうした醜い大人の事情や勝手な解釈を、子供や健康不安を持つ人達に押し付けるのは間違っていると思いませんか?

多くの人が正しい食への関心を持ち、より豊かな食文化を育んでいきたいものです。



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