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生まれてくると言う事

生命の神秘

手
生まれてくること自体が奇跡だと言います。
確かに、子に恵まれなかったのでそのことは痛感しています。正直、若い頃の認識が甘かったと思っています。結婚、出産、育児、自立まで社会全体が未熟な若者をしっかりサポートしていかないと、より良い社会なんて作れるはずがありません。

自然の中の私たち

mebae
私たちは多くの情報を手に入れることが出来ます。もう少し謙虚に目を向けるべきは、自然界の現象や生き物の営みだと思います。
人間が勝手に作った倫理観やルールは、自然の営みからみると間違ったものも多く存在するように思えます。地球上の生き物がどのような意思を持ちどのように生き延びてきたのか、私たちは自分たちの勝手な解釈によって結論付けています。
進化とは、自分たちの勝手な都合で起こる事なのでしょうか?

出生数の減少

韓国少子化
お隣の国韓国では、もうすでに少子化が深刻な状況になっています。何も対策していないわけでは無いようです。それでも、少子化に歯止めがかからない原因は中国のような一人っ子政策を打ち出した時期があったこと、日本でもそうですが『一人前になって家庭を持つ』的な思想が根強く結婚に踏み切れない若い世代が多かった事、そして『教育格差』があげられるようです。

出生数低下
これは『対岸の火事』ではありません。日本においても出生率や出生数は年々減少傾向あります。
一人っ子政策はなくても、就職氷河期と言われた時期に第2次ベビーブーム世代は中々結婚や出産に踏み切れなかったと思います。福祉や行政支援の遅れもあります。減ってから始めても遅いですよね。
出生数グラフ
これは行政や有識者の怠慢であって、私たち国民は自分の生活が困窮しているのに結婚したり子供を作ったりできるはずがありません。
お金が無くても、社会に支援やサポートの機運が高まれば結婚や出産に前向きになれるかもしれませんよね。
出生欧米
欧州や先進国でも軒並み出生率は下がっています。何が正しいのかは分かりませんが、意図せずに軒並み人口が減少しているという事は何か問題があるのでしょう。

さざえさん しんちゃん
サザエさんやちびまる子ちゃん、クレヨンしんちゃんなど、みんな家庭があってのお話です。どれも長く続いている漫画ですよね。食卓を囲むシーンがあるものは特に家庭的に感じます。

人は本能的に『家族で過ごす』事に安心感や幸福感を抱くのではないかと私は思います。

貧困
ただ、結婚や恋愛・出産や家庭に対して否定的な情報やネガティブな報道が多ければ、当然不安にもなるし、些細な出来事をそうしたドラマやワイドショーと結び付けて悪い方に考えてしまうことにもなるかもしれませんよね。本来、ひとが家庭をもつ事は家族のきずなを深めますし、社会の繁栄のためにも重要だと思います。
人は一人では生きられないし、様々な助け合いや出会いがあってこそ人は成長できるのだと思います。


kame
生まれてくるという事、いつか亡くなるということ。自然の営みの象徴だと思います。

長い年月が過ぎても、生き続ける人はいませんし死んだ人が蘇る事もありません。そこを目指すべきなのか、私にはわかりません。

ただ、同じ時間を費やすのであれば、自然と共存し豊かな心をもって過ごしたいものです。