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理想の豊かさとは

株価の上昇

株価最高値2.23

株価が史上最高値を更新しました。

過去の株価の上昇とは、少し違う部分もあるようです。

0223企業の変化
マンパワーが生産の中心だった頃は、企業に融資する銀行や電力・通信などを供給する企業が日本企業の時価総額上位を占めていましたが、現在で海外へ進出するグローバル企業や様々な分野に関連する多角的企業が上位を占めているようです。

まだまだマンパワーが重要な社会において、大幅な給与の上昇や労働環境の変化でもないかぎり、『好景気』を実感するのはむずかしいかもしれませんね。

0223株価
私たちを取り巻く社会構造も大きく変わっています。消費税は3%から10%になり、物価も2割上昇しています。高齢者の割合も12%から30%に上昇しました。

そもそも、何が豊かで何が貧しいのか時代とともに価値観も変わっています。
シャンパン
高級外車を乗り回して、高いシャンパンを毎日飲む生活をしたいですか?もちろん、食べるのにも困るような生活はしたくありませんし、美味しいものを食べたいと思います。

詐欺グループ
便利になったのは間違いないです。しかし、社会の利便性を悪用した犯罪も増加しました。
若者が簡単に詐欺などの犯罪に手を染めるのは悲しいことです。
便利なものより、安心できるものを利用したいと思います。

悩み不安
経済的な変化だけでなく、社会における私たちのこころの変化も大きいです。
いじめやセクハラ・パワハラと言った言葉を頻繁に聞くようになりました。
多様性や個性と言う発信も増えました。自然環境に目を向ける、福祉に関心を持つなど発信される情報はどんどん増えてるように思います。

悩み抱える
ただ、私たちの暮らしの中で、モラルや道徳といったものがそれによって改善しているようには思えません。注意をひくための『行為』として発信されているだけで根本的な原因やそれを解決するための社会構造の変化への問題定義や取り組みについての発信が弱いように感じます。

世界に目を向ける

私達の立ち位置はどうなっている?

過去のバブル胃を知る人たちは私の少し上の世代の人達です。
最近は、過去の武勇伝を自慢げに話す人も減りました。空しいのかもしれませんね。
熱狂した時代の代償は何か、私は当時の人達の行動が悪いとは思いません。マスコミだって熱狂していました。誰がその後の停滞期を予測していたのでしょう。

山一破たん そごう倒産
ただ、『何にお金を使うか?』と言う事を冷静に考えられる経営者やリーダーがいなかったことを残念に思います。社会福祉・環境問題、教育や人材育成、出生率の減少など本当はこの時すでにわかっていたことだったのではないでしょうか。

社会の本質とは

過去のあやまち
景気が良くなったら何をしますか?失った時間は取り戻せません。ギャンブルなどで『取り返そう』と思うことほど愚かなことはありません。
さらに多くの時間、人からの信頼を失う事になるかもしれません。

だからこそ、景気に左右されるのではなく、身の回りの変化を上手に利用して本来自分が目指す道を進めていく事が大切だと思います。

『あきらめたときが失敗』という人がいます。そうかもしれません。でも、期限を切って自分で判断する基準を作っていなければそれは単なる『執着』や『惰性』の言い訳でしかありません。

失敗も良い経験です。その失敗を後にどう生かすかで、『失敗』も『成功』の糧になるのではないでしょうか。

ひとりじめ
私が思い描く豊かさとは、『こころのゆとり』です。人が手に持てる物は限りがあります。
分相応なものを持っているときが一番幸せなのかもしれません。

両手いっぱいに抱えようとしない生き方がしたいですね。



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