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リベンジしたロケット
苦難とやりがい
『失敗ですよね』が印象的だった会見から、見事にリベンジしたロケットの打ち上げ。
周りは無責任なもので、成功すれば称賛して盛り上がり失敗すれば非難を浴びせる。
今の世の中、なぜか結果が出る前に批判や非難が飛び交う事も少なくないですよね。
人は不安や不満をもつ事があります。同じような意見があれば同調します。この声が大きくなると、誰かを困らせたり傷つけていてもわからなくなってしまいます。
ここに至るまでの一年間、応援してくれる人たちもいれば報道などを見て、無責任に『どうせだめだろう』とか、『時間とお金の無駄』みたいなことを言う人もいたでしょう。
もし、自分がこのプロジェクトに携わっていて『言われる側』だったらどう感じますか?
発想の転換と執着のジレンマ
アドバイスと批判は違うと思います。自分の過去の経験から注意点や問題点を話すのと、目の前で起こったことを憶測や感覚だけで批判するのとでは聞く側の気持ちも違います。
上司が前者なら、別のやり方を考えようと思うだろうし後者なら間違っていてもこちらが意固地になって同じことを繰り返すか全くやめてしまうかでしょう。
元CAだった女性が78歳でマクドナルドのクルーをされている記事です。
働きたい人に働ける環境を提供することは、社会の活性化につながるでしょう。
若い人の台頭を妨げるのは、働きたい人が辞めないからではなく、仕組みを変えていかない企業側の問題だと思います。
働きたい理由は
若い人を差し置いてお金を稼ごうというのではないのです。
新人を冷遇したり、続けにくい環境にしているのは企業側の責任です。問題をおこす人はどこにでもいます。風通しよく問題が見えやすい環境にしておけば早く問題に気が付きます。
近年、こうした風通しの良い職場が増えているように思います。これが出来ない職種や企業は淘汰されるしかありません。
年齢ではなく、その人のモチベーションや仕事に対する思い、行動力が『人材』として見られるべき部分だと思います。キャリアの無い人がキャリア人材を紹介するスタッフにはなれません。でも、キャリアのある人がサポートすることでいずれ良い仕事をするようになるでしょう。先ほどのCAさんのように、いくつになってもキャリアを活用できる人はいるのです。
潮目は変わる事がある
ある意味では、今は人を育てるのに最も良い時期だと私は思っています。
いろんな教材になる人が現役で働いていますから、若い人たちはその中から自分の将来像を見つけてリスペクトして欲しいですね。
これから、大きく表舞台の人材が変わっていくでしょう。
もっと早く変わるべきだったかもしれません。どうしても昭和の世代が一番多いので、不正やモラルの低い不祥事が多く報道されます。足を引っ張る人もいます。
ただ、私たちを取り巻く環境は昭和ではありません。世界の価値観は大きく変わってきているし、海外から多くの人が仕事でも観光でもたくさん日本に来るようになりました。
ネガティブ報道で儲けるの是なのか
もっとも変わっていないのが、マスコミやテレビ業界です。政治もそうかもしれませんね。
これは日本だけじゃないかもしれません。大国であっても『自分だけ主義』の古いリーダーが多くいます。
人々が自然と向き合い、周囲の人々との結びつきを大切にして、それぞれの価値観を認めながら、人の生き方としてどうあるべきか共通のルールを共有できれば、もっと世の中はよくなると思います。
こころの中にある『自分だけ』との戦いですね。
大阪万博の「いのち輝く未来社会のデザイン」というテーマは、人間一人一人が、自らの望む生き方を考え、それぞれの可能性を最大限に発揮できるようにするとともに、こうした生き方を支える持続可能な社会を、国際社会が共創していくことを推し進めるものです。
私たちの中にもこの『みんなとともに』という心があるはずですよね。