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選ぶべき人材とは
2024年01月17日
JALのビジョン
1月2日に、羽田空港で大きな事故がありました。ジャンボ機の乗員乗客は全員無事でした。
リアルタイムでテレビの報道を固唾をのんで見守っていましたが、無事で何よりでした。亡くなられた海保の方々のご冥福を心からお祈りいたします。
JALの添乗員の迅速な判断が称賛される中、社長交代のニュースが入ってきました。
4月から日本航空(JAL)の新社長に代表取締役専務執行役員の鳥取三津子氏(59)が就任
するそうです。
同氏は国内の大手航空会社で
初の女性社長就任
となるようで、入社時に日航ジャンボ機墜落事故を目の当たりにした彼女は、2日に発生した羽田空港での衝突事故の後ということもあってか
「当時を知るものとして、安全運航を次世代に継承していく強い責任感がある」
と力強く語ったそうです。
時代の流れとともにこれまで不可能だったことが可能になっていくかもしれません。
近い将来、女性の総理大臣が出てきたり個人で初の女性ノーベル賞科学者が日本から出る日も遠くないかもしれませんね。あまり『男性・女性』を強調したくないですが。
『女性』ではなく『客室乗務員』という仕事から
一つのニュースも、見る側の視点が変わるといろんなことがわかります。
経済紙が報じた見方は、
女性、さらにCA出身者が社長に就くのはいずれも初となる。加えて鳥取氏は2002年にJALと経営統合した日本エアシステム(JAS)の出身だ。経営統合後、社長にはJAL出身者が就任してきた。初の「JAS組」社長でもある。
CA出身で安全推進部長なども歴任してきただけに現場の経験は豊富といえる。
「自分でグイグイ引っ張るのではなく、気配りを絶やさないタイプ。まじめにコツコツと仕事をするため、周りからの信頼も厚い」。JALの社員やOBは鳥取氏をこのように評する。
また、別の情報誌では
「軍隊のように厳しい方も多かったが、鳥取さんは常に淡々とされていた。訓練でつなぎを着る時もボブの髪型とお化粧が完璧で、まさに『クールビューティー』という感じ。教官のお話として、『お客様を自分のおばあちゃんや自分の大好きな人だと思って接しなさい』とご指導をいただきました」
当時のCAは高卒から大卒まで経歴もバラバラだったが、
鳥取氏は経歴にこだわらす背中で引っ張るタイプだった。
「誰に対しても分け隔てなく対応されていたのも好かれていました。自分が前に出て目立とうとするタイプではなく、『私がやっておく』と後輩の仕事を助けてくれる男前な方でした」
と言った声も紹介されています。
プロ意識の高さ
仕事に対するプロ意識は、
男性とか女性とか関係ないと思います。
例え周りが色眼鏡で見ようとしても、こういう方は気にしないタイプでしょう。『男社会』とか『女社会』とかそんなものでは無いのです。その時代が、たまたま男性を多く求めたり、そのため女性が違う役割になったりしただけだと私は思います。それがその時の社会の流れや文化になったのではないでしょうか。こうしたものも、時代の変化によってまた変わっていくものでしょう。
そして、
今の時代にこの方のスタイルが必要だという判断をJALがしたという事だと私は思います。
『男前』という表現をしてありますが、これは淡々と仕事をこなすプロ意識を見た人が『男性的』に感じたという事なのだと思うんですね。これを、『男女差別』『女性蔑視』などとくだらない議論にする人たちもいます。長い歴史の中で作り上げられてしまった価値観や倫理観は急に変えることは出来ないのです。
そもそも、その価値観や倫理観を変えることで社会にどのような変化があり、それが社会にとってどれだけ良いことなのか、そこを考えて進めないと結局何をやっているのかわからなくなってしまいますね。
男性・女性論は必要なのか
現社長の赤坂氏は整備士出身だが、2014年から子会社のJALエンジニアリングの社長を務めています。パイロット出身の植木義晴現会長もJAL傘下のジェイエアで副社長を経験していますが、鳥取氏は、経営企画や子会社の社長などの経験はありません。女性にこれまで開かれていなかったポジションは多くあると思います。ただ、『人選』するうえでこれからの時代、『男性・女性』を分ける必要はないのかもしれません。
鳥取氏を社長に選任した理由をJALは
「お客さま視点を持ちながら社員の力を最大限に引き出し、新しい時代のリーダーとしてJALグループの企業価値を持続的に高めていくことができる人材と考えている」
と説明しています。
仕事は一人でやるものでは無い
ワンマン社長でやっていく事は、今の時代にはそぐわないと思います。特に、中小企業ほど社員からの登用や現場出身者を幹部にして、社長をサポートしていく事は会社存続のために必要不可欠でしょう。社員が育たないところに外部の人が入っても『良い刺激』にはなりません。
社内教育が出来ないのに外部に頼ってよくなるはずがない。JALの楽しみなところは、鳥取社長がいかに各部署の優秀な人材の力を引出して素晴らしい企業になっていくかです。
女性が社長になったことでより女性が活躍しやすくなることは間違いないでしょう。男性が働きにくくなるわけではありません。本来、知識や技術を持っている人たちに『変化』はとても良い刺激になるし新たな『気づき』もあるでしょう。
得手不得手をサポートするのがチームワーク
『男社会』という過去の遺産
貧困格差や男女格差において、日本の世論は
これまでの文化や歴史を無視した人たちの言いなりになっている
ようにも思えます。女性の権利や貧困を言う人たちの中には、自分たちの都合の良いことばかり言って、社会の仕組みや役割、責任などを無視した事を言われることがあるんですね。
確かに、結婚や出産による離職や休職など会社にとっては都合の悪いことが起る場合もあります。でも、これは事故や怪我、病気などで離職したり休職するのと同じですし結婚や出産は病気のように突然起こる事でもありません。
女性への参政権や、社会進出は
『これまでのやり方』を変えられない人たちが足かせになってきた
という事でしょう。今の『男社会』を作ったのは、行政でもGHQでもないです。
一部のメディアなどが世間に広める『情報』によって、世論は作られ振り回されているように感じます。
政治や社会の表に立つでもなく噂や情報を流布することを変えていかないといけないと私は思います。
情報を発信するものにはそれだけの覚悟と責任を持って欲しいものです。
劣化と進化の分岐点は何か
今回のJALの社長交代が注目されたのはなぜか?『女性』が社長になったという報道の仕方です。マスコミは常に、『性別』を話題にしてきました。その発信が過度な『性別』へのこだわりを生んでいると思います。性別の違いは、生物学的にあることです。男はオス、女はメス。遺伝子の違い、身体の仕組みの違いがあるため、それぞれの特徴が生活の中でも出てきます。
女性でも筋肉は鍛えられます。男性でも繊細な気配りは学べます。ただ、これまでの文化の中で、男性が優先的に学んできたもの、女性が優先的に学んできたものが違っただけです。
男の子は戦う遊びを好み、女の子は人形遊びをするような社会があっただけです。これを今は変えようとしています。
子供たちに何を学ばせるのかを決めるのは、大人の役割だと思います。その大人が『学んでこなかった』ツケがいまの混沌とした世の中です。
何が正しく、何が間違っているのか方向性が無いままに、『多様性』とか『平等』とか言っても世の中は絶対に良くならないと私は思っています。
今の日本の課題は何なのか。子供たちに何を学ばせ、大人も何を正していくのか。この方向性を示していくのが政治や行政の役割であり、その中で起こった問題や課題をクリアするために新たなルールを作ったりルールを改善して行ったりすることが、政治の役割だと思います。
日本の教育は
『日教組』
という団体のせいでおかしくなってしまいました。
教育は行政が介入して早く改善しないと日本は大変なことになってしまいます。
だから誰が教えるのかと言うのはとても大切なことだと思います。
その政治を行う人たちを私たちは選挙によって選びますよね。
でたらめな、ゆがんだ情報に惑わされないようにしましょう。どうすれば、自分の暮らしが良くなるのか、自分がすべきことはなんなのか、世の中の情報には私たちの為ではなく書いた人だけの都合がよくなる話が沢山あります。
疑うというより、納得して行動できるようにするために正しいと思う情報をもとに行動を起こしていきましょう。
あきらめたときから劣化は始まります。でも、また前に進もうとした時から成長・進化が始まります。年齢は関係ありません。今のルールでは不可能なことも将来可能になるかもしれません。
だから、やりたいことはあきらめずに頑張ってみてはいかがでしょう。
#JAL
#初の女性社長
#CA出身
#目指すものは
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