1. HOME >
  2. ブログ >
  3. 社会に思う事 >
  4. 火事場泥棒

ブログ

火事場泥棒

災害と犯罪

能登地震
被災地のニュースで相次いだ、盗難などの被害。
東日本大震災の時にも問題になりましたが、こうした人達が、どのくらい検挙されているのか知りたいですね。近年増加しているのは、『寄附』や『義援金』を装った詐欺など。
火事場の泥棒
ただ、火事場泥棒自体は、東日本大震災の時に比べ少ないようです。まず、能登までの交通アクセスが悪いこと、範囲が限定されているため犯罪者は見つかりやすいのがその要因のようですね。
増加しているのは、アクセス数稼ぎを狙った心無いデマなどでしょう。これは、掲示板などのサイト運営者側がしっかり管理してほしいものです。

ボランティアの募集に多くの有志達が集まる一方で、自販機荒らしや空き巣などの犯罪が起こっていることを悲しく思います。
善意で集まる人達の気持ちはわかります。その反対で何が一部の人達を悪の道に導くのでしょうね。歪んだ社会の生んだ化け物なのでしょうか。

がれき
東日本大震災の際、がれきの中から電線などの金属製品を大量に盗む人がいたようです。被災したATMから現金を盗む行為も多発しました。特に、コンビニや信用金庫のATMがやられたそうです。当時の宮城県内のATM被害は1億円を超えたそうです。

 ただ、こうした被害に対して警察は捜査し、地元の不良少年グループを検挙した実績もあげています。そしてその結果を広報したそうです。災害時は被災者を落ち着かせる情報を逐一発信していかなければなりません。そして、防犯のためにも、犯罪者は表に出され『やってはいけない、なってはいけない』見本として公開されるべきでしょう。

自然の摂理では無い

獲物を横取りする動物もいます。生きた動物や植物に寄生する生き物もいます。ただそれは、生きていくための術であり、人間のように不必要な欲望によって問題を引き起こすのとは違います。

偸盗
火事場泥棒のような行為は、『偸盗(ちゅうとう)』という人間の愚かな欲望によって駆り立てられるのかもしれません。様々な宗教でもこのことは人の戒めとして言われています。


当たり前なのか

陰と陽があるように善と悪もあるのかもしれません。ただ、腸内細菌のようにどちらかに傾いたり偏ってしまう事もあるでしょう。

今、様々な不正がニュースになっています。また、コンプライアンスに関する問題にも私たちは直面しています。過去の当り前が当たり前でない世の中です。
大きな災害や戦争などを繰り返し、私たちは『命の大切さ』や『助け合いの心』を思いだすのかもしれません。

入院
普段の当り前が、当たり前ではない事に気づく機会です。これは、病気や怪我をしたときもそうですよね。大切なのは普段から気を付ける気持ちと、もし何かあれば早く対応することです。
気づきを早くするためには、知識や経験が必要になってくるでしょう。そして、万が一困った時にお互いが助け合う気持ちが必要ですよね。


神様はいるのか

災害や病気など、私たちを苦しめるものは非情ながらいつやってくるかわかりません。
それでも、私たち自身が気を付ける事で回避できるものもあります。

見えない力に守られていると信じる人、信じない人、考え方は様々です。
私は宗教家ではありませんが、今の自分が存在することはご先祖様がいて命が繋がってきたからです。楽しみや喜びがあるのも、それを感じられる自分がいて、多くの人達と関わっているからですよね。人が困る事をして、本当にこれからも楽しみや喜びに満ちた人生が送れるでしょうか?

懺悔
私は、犯罪を起こして捕まらない人たちほど不幸な人はいないと思います。だれからも指摘されず一生『罪』を隠して背負い続ける訳です。わたしならそんな生き方はしたくない。
『懺悔』をする宗教がある理由がなんとなくわかりますね。ただ、罪を犯して、それが消えることはありません。それは、自分だけの問題ではないからです。

だからこそ、一つでも多くの犯罪を防げるような世の中になってほしいと私は思います。



関連記事
ブログ画像
社会の成長 (01月05日)
ブログ画像
火事場泥棒 (01月13日)
ブログ画像
政治と政治家 (01月20日)