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発酵と日本の文化

大麦乳酸発酵液ギャバ

ギャバタイトル GABA2
近年、GABAを含む食品が注目されるようになりましたが、もう20年ほど前からギャバの働きはサプリメントの業界でもかなり言われていて、高齢者の認知症の予防のために普段からギャバの多い食品を食べるよう勧めていました。

近年は、認知症と言うよりは『ストレス緩和』『血圧の安定』などの働きに注目が集まっています。
更には、『睡眠の質の向上』のために多くのギャバを定期的に摂る事が、アルツハイマーなどの予防に大きく役立つ事もわかってきました。

脳神経への働き

脳神経12
脳神経は脳に出入りする末梢神経のことを指し、左右の脳に12対存在しています。
脳卒中などで起こる脳血管障害のリハビリにおいては、脳神経の知識を求められることが多くなります。高齢者になると脳細胞(ニューロン)自体の数は基本的に増える事はありませんが、脳細胞が元気なら、その働きはいくつになっても活発にすることが可能なようです。

ニューロン
その脳神経の働きに役立つ栄養が『γーアミノ酪酸』であるGABAです。
GABAが不足すると脳神経の働きが弱くなってしまい、神経の衰えが早くなるのではないかと考えています。働きが強くなるというのは『興奮する』と言う事だけではなく、精神を落ち着かせるという事もそうです。アクセルもブレーキも効きが良い方が安全ですよね。

毎日摂りたい栄養

アクセルと言う意味では、医薬品の『ガンマロン』は脳神経の伝達を促進し、神経の働きが強くなるように使われる『医薬品』です。製品には『頭部外傷後遺症』とありますが、要するに脳が何らかのダメージを受けて障害を起こしている状態を言います。脳梗塞やくも膜間出血などでも後遺症は出ます。脳自体に痛みを感じる神経は無いので、脳の表面や頭蓋骨の表面にある神経が圧迫されて痛みが出ます。それまでに脳細胞がダメージを受けると様々な後遺症が出るのだと思います。

ブレーキと言う部分では、ストレスや薬などで興奮状態や精神的ダメージを受けたときそれらを抑制したり緩和するのにも、ギャバは役に立つようです。

ただ、神経に直接作用する薬(抗うつ剤や精神安定剤など)もあるのでギャバはその補佐的なイメージでしょうか。

100g中のGABAの含有量
ぬか漬け 100mg
トマト缶詰(ホール) 95mg
シャコ 75mg
ジャガイモ(橙黄色) 68mg
トマト(桃太郎) 57mg
西洋カボチャ(えびす) 56mg
ブドウ 17mg
発芽玄米 12mg
チョコレート 9mg
大豆(国産、乾燥) 7mg
大麦(押し麦) 3mg
玄米 3mg


確かにいろんなものに含まれていますね。ただ、十分なリラックス効果を得るためには100mg~400mg程度ののGABAが必要となるようです。毎日摂取する事や、ストレスや疲労の度合いを考えるとなかなか食品だけで摂取するのは難しいかもしれません。

ガンマロン錠剤 三和ギャバドリンク
ただ、ガンマロンは市販薬じゃありませんし、食品から摂取するものとして摂るのなら天然のギャバを食べたいですよね。私は、麦焼酎いいちこを作っている三和酒類さんの『大麦乳酸発酵液GABA』をおすすめしています。

この原料は、脂質異常の方へおすすめするサプリメントのサポート素材として使っていたのですが、近年GABAの働きが注目されるにあたって、一昨年からある会社の製品化に携わっていました。

YASURAGI 
次回商品案内でくわしくお勧めする理由を書きたいと思います。