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心筋梗塞とインフルエンザ

うっ血性心不全の原因

寺尾
元関脇で、錣山親方だった『寺尾』関の病名うっ血性心不全は、全身で血液が滞留し、肺その他にうっ血(鬱血)が生じた心不全です。要するに流れが悪くなって血が滞ってしまった状態です。

うっ血性心不全は、心不全という大きなくくりの中のひとつです。
一般に、うっ血性心不全と言えば、慢性のうっ血性心不全状態を指すようです。
体内に過剰に蓄積されたナトリウムと水分で、四肢などにむくみ(浮腫)が現われます。これによって心臓への負担が増し、徐々に心不全を悪化させてしまいます。

一方、急性心筋梗塞などが原因で発症する急性うっ血性心不全では、体内にナトリウムと水分が一定以上蓄積される前に、肺にうっ血が生じるなど、急激にさまざまな症状が現われます。左室から送り出される血液の量が著しく低下して血圧が維持できなくなり、ショックに至ることがあります。

心不全には、潜在性心不全という普段は心不全の症状がなく、心臓に負荷のかかる行動(階段を上る、急に走ったりするなど)をとったときに症状が出る心不全もあります。肺の疾患(肺高血圧症、肺血栓塞栓症、肺性心など)が原因となって心不全の症状が出る心不全もあります。

原因にについて

結論から言うと、健康な心臓の人が突然うっ血性心不全になるより、先に心臓に負担をかける何らかの病気や症状がある方がほとんどです。
リスクの中でも最たるものが『コレステロール』が関与する動脈硬化です。
先天的なものもありますが、やはり食生活をはじめとした生活習慣が原因の方が多くを占めます。

血圧測定
その為、やはり血圧や血糖値、コレステロール値などの異常を早く見つけて改善することが心臓の病気の予防になります。面倒でも、数値を知っておくことが自分の命を守ります。


BNKGOLD
薬が必要になる前に、お奨めしたいのが『紅麹』に含まれる『モナコリンK』含有の製品です。
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私は本当に良いものを、作り手や売り手、そしてお客様が一体になって普及していく事こそが大切だと思っています。自分だけが得しようという考えや、売ったら売りっ放しや買ったけど使っていないなど『商品』が悲しむようなことがないよう取り組むことが必要だと思います。

ものづくり
ものづくりの本質は、良いものを届けたいという『こころ』じゃないでしょうか。
作り手や売り手は常に、お客様が使いたいと思う気持ちを持ち続けられるための行動が求められます。そして、使う側も良いものは周りの同じ悩みを持つ人たちに広めてあげてほしいと思っています。私はこのサイトを、そうした仕組みづくりのための第一歩と考えて始めました。

冬のリスクは感染症だけじゃない

高齢者の低体温症や、お風呂でのヒートショックなど冬の循環器疾患の注意も必要です。
ただ、一般的には寒くなると免疫力が低下して感染症のリスクが高まりますので、『インフルエンザ』感冒性の風邪新型コロナなどがよくニュースになりますよね。

インフルエンザに関して、心筋梗塞との関係がニュースになっています。
インフルエンザの流行期になると急性心筋梗塞(以下、心筋梗塞)の発症率が上がること、そして、高齢者がインフルエンザの予防接種を受けていると急性心筋梗塞のリスクが下がる可能性があることが、スペインで行われた研究で明らかになりました。

心臓病
心筋梗塞は、おもに2つあって「アテローム性動脈硬化」と呼ばれる、血管の中のプラーク(粥腫;じゅくしゅ)が破綻して血管の中に血栓が形成され、心臓に酸素や栄養を送る血管である冠動脈が閉塞してしまうもの。
もう一つが、狭心症などの血液循環が悪くなる病気で、心臓の筋肉への酸素の供給が減る、あるいは酸素の需要が増えることによって生じたミスマッチにより、血液不足(虚血)が生じるものです。慢性のうっ血性心不全でも血流不足によるうっ血が指摘されています。

インフルエンザウイルスの感染によりプラークが破れやすくなって、アテローム性の心筋梗塞が生じるのではないか、と考えられていますが、一方で、あらゆる呼吸器感染症が、頻脈、低酸素症、全身性の炎症反応を引き起こす可能性があり、それがプラーク破綻なしに心筋壊死を引き起こす、という仮説も提示されていました。

インフルエンザ発症率
今回の情報は、スペインのマドリードで行われた2013年から5年間での調査結果です。
2013年から2018年までに、心筋梗塞発症者は8240人報告されていました。うち5553人(67.6%)はインフルエンザ流行期に心筋梗塞を発症しており、それらの76.2%は男性で、45.7%は65歳以上でした。

60歳未満でのワクチン接種率が数%台なので、これはその世代で調べたらまた変わるかもしれませんが、高齢者のワクチン接種が有効であることは一つの情報として有意義だと思います。

この情報を発信したチームでは「ワクチンが全身の炎症状態に好ましい影響を及ぼして、心筋梗塞につながるアテローム血栓性のイベントを予防するのではないか」という考えを示しています。また、「ワクチンを接種する人は、医療従事者の勧めに従う傾向が高く、心筋梗塞リスクを低減するための指示にも従う可能性がある」という仮説も示しています。例えば処方薬を適切に服用し、禁煙や、食習慣の改善、運動の実施といったライフスタイルの改善を心がけていたなら、季節にかかわらず心筋梗塞リスクの低下が見られても不思議ではありません。

コロナ禍にマスクをしていると風邪やインフルエンザが減ったことにも関連するかもしれませんね。あらためて、正しい情報を基に予防する事の大切さがわかったように思います。