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冬のたんぱく質について 後半

介護負担の問題
介護負担先送り
介護保険利用者の2割負担を拡大する案が先送りされました。
子育てと介護は、これからの日本にとってとても重要な問題になります。

子育て
結婚や子育てに関しては、大きく価値観が変わってきたように思います。
結婚するという事の意味や、子供を産み育てると言った事の正しい教育がなされているのか疑問です。
ヌー
興味があるとかないとかじゃなくて、子孫を残していく事は自然の営みであり集団生活の中ではどんな生き物の群れでもルールがあります。

今の豊かな日本があるのは、誰のおかげなのか。『感謝の気持ち』は思いやりや福祉の精神から育まれるものだと私は思います。日本の社会が福祉面で成長しない限り、企業や政治家の不正やいじめや虐待などの問題はなかなか解決できないと思います。

ココアブーム

前半でアミノ酸ブームについて触れましたが、その前にもいろんな『健康ブーム』がありました。
私がサプリメントの仕事を始めたころには、みのもんたさんがお昼の番組で毎日のようにいろんな食べ物の健康効果を紹介していて、それに便乗するように健康関連のバラエティ番組が次々に登場しました。
IMG_7034 バナナブーム 赤ワイン ココア
『赤ワイン』『オリーブオイル』『バナナ』『ココア』『納豆』などなど。。。
テレビで放映された日の晩にはスーパーからその食材が無くなるみたいなことがよくありました。

それに水を差したのは『健康効果の偽装』が報道されたことです。

健康食品に怪しいイメージがあるのも、その影響が強いと思います。ただ、テレビの情報に便乗して健康食品を販売している業者も多かったです。ブームとはそんなものかもしれませんが、お金儲けのために大切な『正しい情報』を悪用するのはいかがなものでしょうね。

健康情報に関しては、製薬会社や大手商社なども力を入れるようになり、確かな情報が手に入れやすくなりました。一方で、情報の氾濫でおかしな情報も数多くあります。そもそも、病気に対する考え方はお医者さんの中でも見解が違うので、『これが正しい』と断定するのは難しいです。

たんぱく質やアミノ酸に関しては、食品メーカーより製薬メーカーの方がわかりやすく正しい情報が多いように思います。
今回は、そうした情報を基にタンパク質の必要性を伝えたいと思います。

何故たんぱく質なのか

私たちの体は、水分や脂を除くとほとんどがタンパク質でできています。
筋肉や骨、臓器、皮膚、爪などもほとんどタンパク質です。特に筋肉は水分を除くと約80%がタンパク質からできています。健康的な日常生活を送るために筋肉は特に欠かせません。
身体の構成

図にもあるように、たんぱく質はアミノ酸に分解されて吸収されて、また体内でタンパク質になって利用されます。主に体の材料(筋肉・骨や内臓)になるほかにも免疫やホルモンを作ったりエネルギーや脂肪の蓄積にも関与します。
たんぱく質の利用

遊離アミノ酸はアミノ酸のまま体に作用します。身体のアミノ酸量としてはごく微量で、私たちの体のアミノ酸はほとんどがタンパク質です。サプリメントはこの事を伝えずにアミノ酸の働きばかりを誇張している気がします。

バランスの悪いアミノ酸で作られたタンパク質は、体外に排出されます。これが腎臓に負担をかけたり体のバランスを悪くしてしまいます。こうしたタンパク質を『質の悪いタンパク質』と呼びます。

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体内に栄養を運ぶのもタンパク質の働きです。血液中のタンパク質を血漿タンパクといいます。一番多いのが『アルブミン』というタンパク質です。
この数値が低下することにより、『体が弱る』ことになります。フレイルやロコモが進行する一番の原因だと私は思っています。

アルブミンは肝臓で作られますが、この材料になるのが20種類のアミノ酸です。このバランスを記したものが『PDCAAS(タンパク質消化吸収率補正アミノ酸スコア)』です。もっともよい数値が100です。高齢者にはこのスコアが100であり、かつBCAAが多いタンパク質がおすすめです。

ホエイプロテイン

『プロテイン』というと、大豆や乳製品などの加工品を指すことが多いです。本来の意味は『タンパク質』ですが、プロテインにもいろんな特徴があります。
プロテインの種類

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中でも私が、高齢者の方や体力低下に悩む方にお勧めしてきたのは『ホエイプロテイン』です。
過去の記事でもご紹介していますが、ドイツのミライ社が製造している鮮度の良いホエイプロテインを資料したサプリメントをご案内してきました。
ラインナップA-1


職人のこだわりを

テレビや雑誌などで大きく取り上げられないと、せっかく良いものを作っても理解してもらえない事があります。私はこの仕事を通じて、そういう商品にたくさん出会いました。

ただ、紹介する側にも問題はあります。『どうせわかってもらえない』とあきらめてしまってダメです。地道に頑張っていれば日の目を見るときも来るでしょう。いい加減なものを作っていたらいつか人は去っていくでしょう。

糖とたんぱく質
表にあるように、糖とタンパク質の同時摂取はエネルギーの産生促進や、身体のタンパク質の合成を促進してくれます。タンパク質は糖質(砂糖またはぶどう糖)と同時に摂取すると血糖値が上昇するためにインスリンが分泌され、アミノ酸合成が促進されます。
さらに、糖質がエネルギーとして優先的に利用され、アミノ酸の利用を抑制することができます。

こうした事を知らなかった当初、製品の原料に『砂糖』と書いてあるだけで敬遠されたときもありました。もし、これがアスパルテームなどの合成甘味料だったら糖を気にする人には売れたかもしれませんが、余計なアミノ酸を摂る事になりアミノ酸バランスを崩してしまいますからタンパク質の質が悪くなってしまうかもしれません。

でも、利用された方々から良いお声がたくさん出たので、今でもずっとご愛用していただいているお客様や取引先が多いです。規模は小さいですが、この取り組みを続けていく事が大切だと私は思っています。

これからも多くの人の役に立つ製品のご案内が出来るように努力していきたいと思います。



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