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生きているよろこび

認知症問題

介護される人は様々です。施設には動ける人も動けない人もいますし、受け答えも難しい方から普通に話ができる方までいます。ただ、要介護3以上の方です。アルツハイマー型・脳血管性・レビー小体型の認知症やパーキンソン病などを持った方もいらっしゃいます。

認知症に関しては、『MCI(軽度認知症)』と呼ばれる段階に関して話題になっています。
軽度認知症

65歳以上
65歳以上の5人に一人が認知症と言われることもありますが、幅広く言うとMCIを含めた4人に1人の割合で何らかの認知機能低下がみられるそうです。筋力や代謝も低下する訳ですから、認知機能が低下してきても不思議はないですよね。
これだけをネガティヴに考えることはありません。


働きたい人

高齢者の仕事
働くことは生きていくうえで大事なことです。これは、お金の事だけじゃなく『生きがい』にもつながると私は思っています。
いくつになっても、人に何かを頼まれる『頼られる』のはうれしいことだと思うし『できる』ことは、自分への自信にもつながります。

確かに歳とともに体力も落ちますし、これまでと同じようにできなくなる事も多いです。ただ、だから『やめてしまう』必要はないです。

定年
一線を退いて心にゆとりをもてるようにしたいですね。
これまでの経験を俯瞰的に見ることで、また違ったものが見えてくるかもしれません。
指導やサポートにまわるのもいいですよね。


社会の仕組み

後継者の育成は大切です。一線を退いた人たちの経験はとても貴重です。

祖父母
精一杯貢献した後は、さらにゆっくり社会と関係をもって過ごしたいですね。
安心して、生きがいの持てる老後を過ごせる社会福祉制度を充実させてほしいものです。



幸せの追及

社会との関わり
定年で仕事を辞めても、そこで人生が終わるわけではありません。社会との関わりも切らさないようにしたいですよね。介護の仕事をしていて思うのは、『幸せ』は人それぞれ違うということです。
身の回りのことをやってもらって幸せな方、自分で出来る方が幸せな方、それぞれが自分らしく生きたいと思っています。

認知症の症状などで、その日によってできる事やできない事も変わるし気分の変化もあります。
そうしたことを理解した上で、その人の人生をサポートしていくのが介護の仕事なのです。

どんな仕事であっても、人の役に立つものであるはずなんですよね。人への奉仕が自分に返ってくるのだと思います。『ありがとう』と言えること言われることを生きがいにしたいものです。