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認知症との向き合い方

介護現場でも

認知症の利用者様との向き合い方には難しさがあります。
認知症心得
介護のプロを目指していても、暴力を受けたり問題をおこされると精神的にしんどい時もあると思います。これは、認知症の利用者の家族だけでなく日々介護をする介護士にも同じことが言えますよね。

連携
認知症のご家族の負担を減らす事と同じくらい、認知症の利用者さんと向き合う介護士へのサポートも大切だと思います。自身の専門知識の習得や経験を積むことだけでなく経験者のサポートによって、認知症患者さんとの向き合い方自体をポジティブにしたいものです。

日々同じではない

認知症は、『記憶』や『感情』にむらが生じます。その日によって、不穏(そわそわして落ち着きが無い)なときや立腹(不満を言ったり怒っている)していたり、穏やかなときなど状況は様々です。
怒り
また、怒ったり大声を出すと周りに波及してしまう事もあります。
介護者同士の情報共有で、その日の利用者の状況や本来の性格などを考慮した接し方が必要になります。施設のような共同生活では、その場の雰囲気も大切ですね。

病気を知るという事

実際に認知症の利用者さんと接するときに意識したいのは、『その日、その時によって認知症の状態が違う』と言うことです。

エーザイ認知症薬
いよいよ、医学的に認知症に介入して行ける段階に入りました。治療がうまくいくか否かは、薬の効き目の良し悪しだけではないと思いますが、治療薬研究が進んでいることは良いことだと思います。

また、利用者さんの性格的な部分やそれまでの生活環境によっても対応を変えないといけないでしょう。いつも同じ対応をしても、逆に相手を不穏にしてしまうことがあったり、対応に変化を加えるだけで不穏が解消することもあります。

これが、利用者の言葉を『傾聴する』と言う事につながると思います。単に相手の話に耳を傾けたら良いわけではありません。


割り切れる強さ

認知症対応は、子育てやペットを飼うことなどに通じるところがあるとおもいます。

落ち込み
言う事を行かない、思うようにならない事にストレスを抱えてしまったり、ついカッとなってしまうことや、対応が疎かになる事もあるでしょう。理想はすべてを理解しゆとりをもって相手に向き合うことかもしれません。

後悔のないようにケアしたいとは思います。でも、出来る事できない事を割り切れる強さをもってケアを続けたいものです。