気づきと行動
今、会社勤めをしている方は定年までその場所にいるでしょうか?
もし、会社が倒産したりリストラされたらどうしますか?
仕事の中でも『気づき』は大切です。もし、間違った方向に行っているようであれば早く正していかないと、会社も自分自身も大変な事になりますよね。
自分が会社の経営者でなくても、自分の家族を養う一家の経営者のようなものです。
困難なときに、会社も誰も助けてはくれません。
だからこそ、自分自身の気づきや行動は大切になると思います。
経営とは
前回少し書きましたが、経営とは『継続した投資と回収の仕組みとその活動』です。
つまり、お金を使って何かをして、お金を得ることの繰り返しです。
出して、稼いで残ったものが『利益』で、これをまた投資し、これを繰り返して少しずつ利益を増やしていきます。利益が増えるほど、会社を大きくすることが出来ます。
私たちの生活も、働いてお金を稼いでそれを使います。それがまた働く活力にもなりま
すよね。ただ、稼いだ以上のお金を使うと生活が出来なくなります。
稼いだお金の中から貯金をしてお金を増やすのが、会社で言えば内部留保で、貯金して普段買えないものを買うのが、設備投資だったりします。
たくさん稼ぐためには、習い事をしてスキルを高めたり学習教材で学んだり資格を取ったり自分に投資しますよね。それは会社も同じです。
人材や、設備、効率よく利益を出すための方法を作るなどの努力をしなければ、停滞してしまいます。『競争に勝つ』ためには、努力が必要ですよね。
会社の場合、その競争に勝つための道具が『商品』であったりします。
戦う道具が、『鉄砲』なのか『刀』なのか。
正確に弾が当たる良い鉄砲を使うか、何処に弾が飛ぶかわからないような質の悪い鉄砲を使うかによって、勝負の行方は変わりますよね。
切れない錆びた刀と、良く切れる刀との違いもそうです。この良し悪しの違いが、
『商品力』の違いかもしれません。
商品力とは
今回のテーマの一番重要なのが『商品力』についてです。
商品力とは何でしょうか?
商品とは、会社が利益を出すために使う道具です。
だったら商品力は、『道具の良さ』です。
良いものを使えば、良い結果が出るのは当然です。
ちゃんと使いこなせばの話ですけど
なので、『分相応のもの』を扱う方がいいですよね。
バイオリンの初心者が、何百万もするバイオリンを最初から買わないでしょう。
いずれ、そういったものを弾けるように努力するのは良いことでしょうが。
つまり『付加価値』とか『商品力』とか言って『売る事』しか見てない人が、本当に良いものを世の中に広めることは出来ないと私は思っています。
商品力を高めていくのは、扱う側の経験と努力しかありません。今日やって、明日できるものではありません。また、進化を止めたら商品はするにダメになってしまいます。
『変わらないもの』などありません。中身や作り方が変わっていないように見えても、環境は変わるし作る人も変わるし、同じ品質を保つというのは容易なことではありません。常に、より良いものを作る意識があるからこそ、その品質は保たれます。
うまく書けないので、言ってる意味が分からない人には申し訳ないですが、なんとなく理解した人は『新商品』って簡単なものじゃないとわかっていただけると思います。
スーパーや、コンビニ、ドラックストアなど、誰も欲しがらないような新商品がいっぱい並んでたりしますよね。いっぱい作ればいいってものじゃないです。
大切なのは『相手が求めているものを提供する』というビジネスの基本だと私は思います。
本当に必要なものであれば、時間をかけてきちんと育てていくと必ず『商品力の高い商品』になります。これは、私が20年サプリメントと向き合ってきた経験から思うことです。
お客様が求めるものは
値段とか品質も大切ですが、私は『本当に欲しい』かどうかだと思っています。マーチャンダイジングやチェーンストアの事を学んだのが良い経験になったと思います。
ただ私はやっぱり、お客様の声を販売する側は真摯に受け止めて、『なぜ欲しいと思ったのか』をその人を知る事で理解して、商品力を高めるための参考にしていく事が必要だと思います。
『売りたい』が先行してしまうと、今あるものを『売りつける』技術ばかりを高めようとしてしまいます。
それがなぜよくないかと言うと、買う側が『後から嫌な思いをする』可能性が高いからです。ものは『使う事を前提に』販売するべきです。今は、売る事だけに注力し、『自分たちの利益』の為だけにビジネスを行っている感が強いです。
だから、私は先に商品を作るのではなく今ある商品が作られた理由や思いを理解したうえで、誰にどう進めると喜んでもらえるかを考えてすすめるようにしています。
特に今のサプリメント販売の手法が、本当に利用者の気持ちを汲んでいるのか疑問に思うことが多いです。だから、私は私が本当に使いたいものや使って喜んでいただいているものを、その理由を解説しながらご案内することにしています。
これがすべて『商品力』につながると思います。