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のばす教育とは

日本の教育の問題点


学び

介護を学ぶために、私は訓練校で学んでいます。実務者研修を取るには6ヶ月間の通学と、その間に必要な時間数の受講、その間の時間に合格する事が必要になります。


義務教育との違いは、学ぶ側にも教える側も『義務』ではない点です。


ただ、学ぶ『権利』はあります。なので、辞めたいならやめれば良いし、決められた課題を変えられなければこれもまた先に進む事はできません。


教師

学ぶ人は、理解して課題を解決する事を求められます。教える側も、学ぶ人が理解し課題を解決できるようになるために教える責任があります。


今の日本の教育の中で、この考えがうまく理解されていないように感じるんですよね。


平等な教育を


出来ない人を一人でも減らすために、補習や補講があります。

これにより、例えば欠席した日の勉強内容を確認したり、理解できなかったところ、自分の弱点などを克服するために学びます。これは大切なことです。でも、


『すべての授業を、出来ない人に合わす』必要はないと思います。


義務教育であれば、多少仕方ないかもしれません。特に、小学校、中学校などは科目の理解以外にも道徳教育や、社会への適応、対人関係の学びなども必要だと思います。



でも、専門校やより高度な教育の場において、今の社会にもっとも足りていないのが

『教育者』だと私は思っています。


その結果、義務教育を行う人たちの質も低下していると思います。形だけの教育制度になり、『教師』という地位が、単なる公務員として朝から晩まで働いているだけの人になっていないでしょうか。


保身

形だけの教育は、教える側の保身や学ぶ側のわがままばかりが目につきます。




本当に学べる環境を


学習環境

大半の積極的に学びたい人達が学べる環境を作らないと、どんなに良い教材があっても教師や講師がいても、全く意味がありません。


学べる環境とは、学校側が作るもので、作らないといけないのは『ルール』です。

学ぶ人たちへのルール、教育者へのルール、そして学校組織内のルールです。


授業への負担、部活の負担、保護者への負担。

教師は大変だと言います。


政治の役割

でも、社会では、クライアントへの情報発信、ミーティングや食事などのコミュニケーション、関連企業との連携など『当たり前に』こなしている事です。教育分野だけ大変というのは、単なる被害妄想であり、国や関係組織が問題の改善を怠ってきたツケだと思います。


民間の企業や組織のような『生きたルールの中で仕事をする。』と言う考え方が、日本の今の教育組織の構造の中に足りないのではないかと私は思っています。




自分から学ぼうとしない人を断るのを『切り捨て』と言ってみたりするマスコミや支援組織。

その批判を恐れて、学びの場を乱す人達を見てみぬふりする教育現場。

勝手な想像をして、ネットではあることないことを書く批判記事などが氾濫します。

こうした社会の風潮も問題ですよね。




未来のために今すべきことは


障害と高齢化

真剣に学ぼうとしている人たちが、そう言った『生きたルールのない空間』で学んだとしても、それが実際の社会に出た時には通用しないです。


だから、詐欺のような犯罪を起こす子達は、学んでこなかった人たちではなく、『学ぶ環境が悪かった』子達じゃないかと私は思っています。


未来

将来、私は『伝える』と言う技術に磨きをかけて、学びの場に本物のスペシャリストが育つ環境を作っていけたらと思っています。


学びたい人達が、社会の役に立ちたい人達が、日本のために貢献したい人達が、思い切り学べる教育環境が整っていったら良いですね。






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