1. HOME >
  2. ブログ >
  3. 社会に思う事 >
  4. 敬老 敬う心

ブログ

敬老 敬う心

高齢者の増加


100歳以上 2023

高齢者人口は、依然増加傾向にあり100歳以上の高齢者もまた増加しています。


介護や医療の進歩、社会インフラの整備や2年前のバリアフリー法改正などを経て、寝たきりや介護の必要のない高齢者も増えています。


私は、こうした社会福祉の充実は、健康な人たちや働き盛りの世代にとってもとても良い事だと思っています。


高齢者へのネガティブなイメージ


らいびょう

一方で、行政批判や一部の人たちの『自分の知識アピール』の為に、こうした活動がネガティブに発信されることもあります。


『過剰なサービス』とか、『高齢者の票集め』とか、『先が短い高齢者より子育てにもっと予算を当てるべき』とか。一部の自治体では、確かに予算の使い方が間違っていたり、無駄な支出もあるでしょう。


子育て世帯は、家計に余裕のない人も多いでしょう。テレビで見るような、家族で海外旅行とか、夏休みのキャンプ体験とか、私も子供がいれば連れて行ってあげたいとは思うでしょう。

でも、それと高齢者福祉や障害者福祉を同じ視点で比較するのは違うと思います。


自分だけ良くなればいいですか?今の自分があるのは誰のおかげでしょうか。


戦争や戦後の復興を知る高齢者は、『自分たちのおかげで』なんて言わなかった。


人ごみ

これから戦後の団塊世代が高齢者になります。『自分たちは頑張ってきた』『あのころは良かった。』という、いわゆるバブルを作りはじけさせた世代です。

そして、その子供たちが『そのツケを背負わされている』と言われる世代でしょう。


それでも、自分より目上の高齢者に『老害』とかいったりするのは本当に悲しいことです。

言われる側にも、多少問題のある人もいますが、ステレオタイプに同じような見方をするのは間違いでしょう。



役所

国は試行錯誤を繰り返しながら、健康皆保険制度や、介護保険制度など日本独特の素晴らしい制度を作り上げてきています。


安心できる老後があるからこそ、私たちは国に税金を納め、社会保障の為の費用を支払っているのではないでしょうか。


政治家のやるべきは、そうした中で無駄や問題を改善する為の課題を議論して、国や地方行政と連携して、より国民の暮らしをよくして行く事だと私は思います。


そういう意味で、私は大阪に住んでいる事は大阪市民として大変ありがたく感じています。



少子化・核家族化


線香

私は、5歳の時に病気で父を亡くしました。

母は、離別せずに私と兄を自分で育てる為に、専業主婦だったのを、さまざまな仕事をしながら私と兄を中学、高校と卒業させ、兄は大学へ私は専門学校まで出していただきました。

この母のバイタリティはすごいと思います。


50手前で介護福祉士の資格を取り、ヘルパーの仕事をしながら、祖父母が弱るとその介護もしていました。

ケアマネジャーを目指すも、介護と仕事の負担から勉強する時間が中々取れず、断念したようです。


悪いマナー

核家族化が進む中、家庭の中でも『大人になりきれない』父親や母親が増えているように思えます。人はいくら良いことを言っても、その行いが悪ければそっちを信じます。

言うことは聞かなくても、やったことからは何かを感じているんですね。


クレーマー

テレビやネットの影響もあり、親の威厳や年上の人へのリスペクトができていない人も多く感じます。

私は祖父が、自治体の選管の長をやっていたり、名前の通った人だったからかもしれませんが、『大人は偉い人たち』と思って育ちました。

学校へ通うようになり、小学校高学年、中学、高校になるにつれて、『大人への反発』や『自己主張』が強くなっていきます。



それでも、第二次ベビーブームの中、そのまま軌道修正する事なく突き進んできたのです。それが当時の教育や社会環境でした。


先人の努力や時代背景、敬意を払える人間性が未熟なまま社会に飛び出して行く事になっていきます。

今の若い世代の子達と話すと、とても素直だと思います。素直に、純粋に、非常識なことまで発信者の主張のまま信じてしまっているような子もいます。そこは少し残念ですが、軌道修正にはとても時間がかかります。


携帯電話有害

目を向ける、耳を傾ける方向が、現実ではなく仮想空間ばかりになるのは危険に思います。



まずは、敬う心を持つ


夫婦幸せ


今の世界に必要なのは、人の尊厳を大切にして自然環境へ敬意を払い、お互い協調性を持ってより良い社会を育む事だと私は思います。












関連記事
ブログ画像
敬老 敬う心 (09月19日)
ブログ画像
有料化の賛否 (09月20日)