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相手への敬意を リスペクト

いよいよ、プロ野球のペナントレースを佳境に入ってきました。


相手への敬意を


私は阪神タイガースのファンですが、ファンの中には相手への敬意を忘れている人たちもいます。時代とともに、ひどい野次や暴力的な行動は厳しく注意されるようになりました。乱闘も減りましたし、ホームでの激突やブロックも禁止になり、頭部へのボールは危険球として退場処分にされます。

MLB

ルールに関しての流れは、MLB(アメリカのメジャーリーグ)からの流れのようです。

ファンの態度に関しては、世論が相手への敬意を尊重するようになり徐々に変わりつつあるのかなと思います。


渋谷のハロウィンと道頓堀


そのそも、『悪ふざけ』か過ぎると犯罪になったり、事故につながったりします。


カーネルサンダース

阪神タイガースが日本一になった1985年、興奮したファンによって、ケンタッキーの店の前のカーネルサンダースが道頓堀川に投げ入れられた事件は有名です。

そこから長く優勝できなかったことから『カーネルサンダースの呪い』とか言われました。その当時の川はとても汚く、後に川の浄化計画の中で発見されました。


道頓堀 飛び込み

18年前のリーグ優勝時には、五千人を超える人が道頓堀川に飛び込んだと言われています。ただ、この時1人の方が亡くなっているんですね。

今年は、かなり厳重な警戒になるのではないかと思います。


ハロウィン渋谷

ハロウィンの日に『渋谷に来ないで』と同じように、『道頓堀に集まらないで』になるのかもしれませんね。

何事にもルールがあります。過去にアメリカでハロウィンの日に、留学中の日本人が強盗と間違われて射殺された事件がありました。


ごみ放置

安全な環境があるから楽しめるのだという事、警備などの監視の目があるから安心して楽しめるのだということを忘れてはいけませんね。渋谷のハロウィンに関しても、有料化しようという話も出ています。それも一つの方法かもしれませんね。


これが成功事例となり、様々なイベントが有料になったり制限か厳しくなる可能性もあります。



サポーターとは

サポーター

同じような話で、サッカー浦和レッズのサポーターが試合後に相手サポーターともめたり、乱闘を起こしたりするニュースがありました。

鹿島のサポーターが、警備の人を怪我させた事件もありました。


乱闘

野球でも、試合後にファン同士がケンカしたりもめた話は聞きますが、サッカーほどニュースになるような話は、熱い阪神ファンであっても聞かない話なので少しびっくりです。


どちらをリスペクトする?


トラのファン

純粋に、個性を出すファンがいます。

少しやんちゃな人がいたり、にぎやかな人がいたり。

中には、暴走して悪ふざけする人もいます。野次や替え歌などがその例だと思います。

相手を傷つけたり、非難するようなものは良くないですよね。


スタンド

問題行動を起こす人たちの中に『それがかっこいい』と思う人たちがいる事があげられます。幼年期のいじめのように、相手の気持ちが考えられない未熟な場合には、きちんと教えてあげることが大切です。

『相手の気持ち』を考えられるようになれば、こんなに誹謗中傷やいじめで自殺する人は増えないはずです。


私は、ごみを拾ったりルールを守って応援している人たちの方が『かっこいい』と思うし、注意されて素直に謝れる人の方が素晴らしいと思います。



マスコミの罪


baraethi バラエティ

ゴシップから、ワイドショーやバラエティまで。

面白おかしく、『悪ふざけ』をマスコミは扱ってきました。問題は、現実とフィクションをきちんと分けて扱ってこなかった事じゃないでしょうか。


子供への影響

私もそうですが、子供のころに見たテレビの影響は大きいと思います。


今はネットの影響が大きいと言われますが、当時は新聞や雑誌、ご近所の噂話などがそれと同じ役割だったのだと思います。

テレビや雑誌も、当時は今より規制が甘く、その当時を見て育った人たちが『これくらいの事はやってもいいだろう』の根源ではないでしょうか。


そして、『監視の目』は悪者のように扱われ、注意することが悪のように思われています。これも、当時のテレビドラマやニュースの伝え方の問題ではないかと私は思っています。時代が成熟しても、その当時から思考が変わらない人たちを変えていく事は容易ではありません。


ファンの夢をのせて


ファンの歓喜

本来のサポーターの目的は、応援するチームを勇気づけ一緒に勝利を目指す事にあると私は思っています。相手を傷つける事でも、うまくいかない普段の鬱憤を晴らしたり不満のはけ口にする場所でもありません。


ゴミ拾い

サポーターのゴミ拾いがマスコミに取り上げられました。世界のメディアから注目されたからです。本来ならば、もっと日本の中でも発信すべきだったのではないでしょうか?だって、それまでも球場や競技場で、試合後にゴミ拾いや周りの片づけをする人たちは沢山いたんです。


これは主催者側にもお願いしたいことですね。善い行いを促し、サポーターを味方につけることは、頑張っている選手の後押しになります。


相手の足を引っ張る事を選手たちは望んでいないでしょう。ファン同士がもめることを望んでいないでしょう。

選手たちは、ファンの夢や期待をのせて精一杯のプレーをしようと努力しています。



でも、たくさんの人たちがそれぞれ違う価値観をもって、同じ空間で過ごすわけですから食い違いや対立も出てくるでしょう。そういった時に、きちんと自制を促すために、主催者側も私たち観客側もルールを守って協力しあうことが大切ですね。