先日、難病について少し書きました。
偶然なのか、こんな新聞の見出しに目が止まりました。内容を簡単に言うと、IPS細胞で作った心臓の筋肉の細胞を移植したら改善結果が出たというものですね。
2年後の実用化を目指すという内容です。
パーキンソン病の原因は、ドーパミンがでなくなることです。
現在、この場所の細胞を再生して移植すると言う方法が研究されています。近い将来、パーキンソン病は、治る病気になるかもしれませんね。
ALS(筋萎縮性側索硬化症)も、運動神経細胞の異常が原因の病気です。
こちらに関しても、本人の神経細胞を再生して移植する研究が進められています。
こちらも、かなり研究は進んでいるようですね。
どちらも、マウスなどで効果が確認されても治療法やコストが安定して標準化されるまでどのくらいかかるのでしょうね。
実用化されれば、がんに次いで多い心臓病患者の治療が大きく変わっていく可能性もあります。これまでは、他人の心臓を移植したり人工物を使うことで体に負担がかかっていたものが、自分の細胞を使うことでリスクを減らすことが出来るそうです。
予防と治療
いつからどのようなルールで行なっていくのか、道筋がわかりません。
私が知らないだけかもしれませんが、私だけが知らないのではなく、おそらく私の周りの人たちも、今このブログを見ている人たちの中にも知らない人はたくさんいると思います。
私は、サプリメントの仕事をする中で様々な『研究中』の話を聞きました。ただ、それがどの程度の規模のものなのか、本当の話なのか確かめる方法が乏しかった。
再生医療やIPS細胞の話も、一般的に利用されるようになるまでは様々な憶測や噂が飛び交うでしょうし、詐欺や誤解も生じるかもしれません。
また、提供する側の技術や倫理的な問題など研究の段階からの課題も言われていました。
これらがある程度解決して、幅広く提供されるようになるまでに、どのくらいの期間がかかるのでしょう。
誰のために
私は、お会いした事はないですが山中教授のIPS細胞への思いや取り組みは素晴らしいと思います。
今回の心臓筋肉の他にも、様々な分野で研究が進められているのは、名誉や利益というより『困った人を助けたい』と言う人の心の根底にあるものの力強さなのかなと思います。
世の中には、同じように社会の役に立つものを発明したり研究したりしている人達が沢山いるのでしょうが、『誰のために』と言う部分が、歪んだり、見失われてしまったりしない事が大切なのでしょう。
一人でも多くの人が、この技術によって少しでも自分らしい生活を送れること願います。