ロシアのイメージ
先日、ロシアの民間軍事会社ワグネルの創始者プリゴジン氏が亡くなったニュースがありました。
詳しいことはわかりませんが、レニングラード出身ということですので自分の国のために良かれと思って働いてきたことは間違いないのではないかと私は思います。
ニュースによれば、プーチン大統領のもとで、様々な仕事をしてきたようですね。
日本の歴史の中にも、それまで共に進んできた仲間が袂を分ける話はよくあります。
お互いを知ると言う事は大切ですが、お互いを知っているからこそ、深読みし過ぎてしまう事もあるでしょう。
ここに、いろんな事情が重なると、ひょんな事から相手を逆恨みしてしまったり、相手を貶めてしまおうと思う事もあるのでしょう。
最終的に、決断するのは立場が上の人であることが多いです。
どちらが裏切り、裏切られたのかは分かりません。でも、それを決めるのは『残った(勝った)方』です。
メディアの報道が正しいのであれば、権力を使い相手が抵抗できないようにして、最後は暗殺したみたいなストーリーです。勝負としては最善の勝ち方ではありません。
争って勝つは勝ちの下なり。
勝って争うは勝ちの中なり。
争わずに勝つは勝ちの上なり。
こうしないと、自分の立場が危ういと思っての決断だったのでしょうか?
ウクライナとの戦争を見ても、こうしなければ自国の国民を豊かにする政策は取れなかったのでしょうか。
裏切られる人は、自分に裏切られる理由があります。信用されない人には信用されない理由があります。
自分より権力のある相手に不要と思われるような評価を受けたか、そう思われるような振る舞いをしていたか。信用は保つことには努力が必要ですが、壊れるのは簡単です。
今後、この戦争がどう終結するのかわかりません。世界は平和を望んでいると思います。国際社会から孤立する国々の共通点は『裏切られる』要素をいくつも持っていることだと私は思います。
私たちの職場など、日常でも『裏切った』『裏切られた』のような人間関係の悩みを持つことがあるかもしれません。私も、営業の取引先であるお客様、メーカーや社内などでの人間関係の中で、何度もそう感じたことはありました。
でも、命を取られることはありません。相手に怒りや憎しみの気持ちを持つよりは、『この人は裏切らない』と思われるような言動を心掛けると、いつか必ずそういった自分になれるのではないかと思います。
『裏切られる』ことは、自分の成長の過程だと考え、固執せずにくじけずに前を向いて進みたいですね。きっとその努力は報われるでしょう。私もそう思っています。