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青い空とこころざし

権限と権力

三権分立

学生の頃、権利と義務と責任と言うのを習った記憶があります。


権利の対義語が義務で、国民の三代義務とは教育、納税、勤労の3つです。


この3つの義務を果たしているまたは、何らかの理由で福祉の支援を受けている国民に対して、生活の権利を保障するために、行政があり社会は行政管理のもとにさまざまな活動が行われています。


その活動におかしな点があれば、改善を促すのも行政の仕事であり、指導をする『権限』が公的機関にはあります。


権限とは、そのポストによって強い弱いがあります。よく『国家権力』とか言いますが、マスコミや一部の市民団体や教育者がネガティブに発信するような悪いものではありません。


よく社内での揉め事を、上司が仲介して事態の収集に努めたりします。日本では、三権分立と言って、その権力が一箇所に集中しない仕組みになっているんですね。


それぞれが、それぞれの権限を持つ


裁判

憲法や民法などのルールによって、公正に良し悪しを決めましょうと言うのが司法ですね。


国会

ルールに改正や追加が要らないかを議論するのが国会(立法)じゃないでしょうか。


警察

ルールに則って世の中が回るようにしていくのが行政ということですね。


こうしてみると、社会のルールとは上手く作られているものだと思います。


社会の歯車

こうした仕組みは、さまざまな人達の知恵や工夫によって、精巧な歯車のように世の中を円滑に回しています。さまざまなトラブルや失敗を繰り返しそれを改善して、出来上がってきたものだと思います。


ただし、その使い方を誤ると、小さな歪みが大きな狂いになる事もあります。

『これくらいやってもいいだろう』と、膨大な借金を作ってしまったり、『これは私の権限だ』と、職権を濫用して国民への負担を増加させたり。自分の責務を全うした対価が報酬です。自分で勝手に使いこむのは違いますよね。


また、『マンネリ、惰性』というサビがついて、問題に気づかなくなったり、対処しなくなってしまうなどの問題が起こる事もあります。


常にメンテナンスは必要ですよね。


今あるものが、本当に今の世の中に適しているのか。もっと社会の環境を良くする方法はないか。トラブルを避ける方法はないか。



権限や権力にできる事


教育無償化

大阪府は、高校の無償化を決定しました。本来、国が率先してやるべきことを地方の自治体が先行して行い成功している事例があります。

地方が先に社会から評価されると、国会議員や中央官僚の人達は面白くないかもしれません。ケチをつけてみたり無駄に規制をしてバランスを図ったり。

これが、権力の問題点だと私は思います。


会社組織でも、若手の意見に耳を傾ける事やアルバイトなどの声を聴くことをしない職場があります。私の若い頃はそんな会社がとても多かった。これが、日本の経済や社会を停滞させたもっとも悪しき習慣だと思います。


青空

自然と共存している私たちには、自分たちのルールだけでは対応できない変化にも遭遇します。今回のコロナや気候変動のように、人為的かもしれないものから、地震などの自然発生的なものまで。いつもさわやかな青空の日ばかりではありません。


みんなで知恵を出し合い、より良い社会を作っていく事はとても大切です。


これからも、高齢化問題、環境問題、雇用や労働人口、出生率の低下など、みんなで考えるべき問題は山積しているでしょう。


『どうせ、やっても一緒』とか、『誰かがやってくれる』時代ではありません。


なぜなら、私達は自分で調べたらさまざまな情報を得ることができます。そして、自分の目や耳や口を使ってコミュニケーションをとり、情報を確かめる事もできます。


そこからの一歩が、きっと自分のためにもなるより良い社会づくりの第一歩かもしれませんね。