病気の早期発見
がんの検査に、PETと言われるものがあります。
がん細胞は、通常の細胞より多くの糖を食べるそうです。
その性質を利用して、食べたら光る糖のようなものを投与して、がんが集まっている場所を見つける検査といった感じでしょうか。
見つける事と治すこと
早期発見・早期治療と言います。私は大事なことだと思うんですよね。
私の妻は、この『早期発見』のおかげで子宮がんになる前に治療できたし、肝硬変になる前にウイルス性肝炎の治療が出来ました。過去の記事にも書きましたが、おかげさまで肝炎は寛解し、がんの心配も今のところありません。
治療をしても間に合わないケースもあります。余計に悪化したと感じるケースもあるかもしれません。ネット上にはそうした主張も多くみられます。
サプリメントの成分や、商品を調べようとすると必ず『効果なし』や『副作用』といったネガティブワードが上位に出てきます。
これは、医療や医学に関しても同じような傾向があります。確かにネガティブな情報があると『気になる』人が多いでしょう。
だから、何かに注目してもらおうと思えば、そうした『気になる』ワードを載せるのだと思います。実際に、意味のない内容が書かれているサイトも多いのでネット検索自体にも不信感が生まれますが。
病気と向き合う
認知症の治療薬がニュースになりました。脳にたまるアルツハイマーの原因になるものが増えないようにする治療薬、そして、この原因になるものを減らしますという薬が作られたという事なんですね。
認知症は怖いとか、高齢になるとほとんどの人がかかるとか言います。
病気はどんな病気でも怖いし、なりたくないですよね。
私は、早期発見とともに大切なことが今の医療には抜けていると思っています。
無責任な情報
皆さんは、どれくらい『認知症』の事をご存知でしょうか?
私は、介護の勉強をして認知症に対する見方が大きく変わりました。
どのくらい、生活習慣病とか感染症とか、難病とかご存知でしょうか。
わたしは、医療的ケアの授業で看護師さんの話を聞いて、医療的ケアや看護の視点からの病気の見方を知りました。
身体に不具合があれば、私も妻もよくネットで検索します。妻は、私にいろいろ聞いてきます。私が、かみくだいて説明するからです。
知りえる情報を、自分なりに噛み砕いて人前で話したりしてきましたが、まだまだ勉強不足だと痛感することはよくあります。
身近なものに例えたりして説明しないと、ネットなどの情報そのままではわかりにくいものが多いです。
相手が理解できることが大切なんです。自分が言いたいこと、聞いてほしいことだけを言ったり書いたりしても、相手が理解できなければ意味がない。
中には、本当に理解しているのか疑問に思うような情報も多くあります。
病気が見つかった時に、不安になる理由はその『病気』や『症状』に関する一般的な見解など、幅広い情報を『知らない』ことにあるのではないかと思います。説明の下手な医者も多かったですよね。
最近は、医師も患者さんの気持ちに配慮した話し方をする先生も増えたように思います。これも、年代や環境によって違いはあるでしょう。
看護士や介護士もおそらく同じでしょうが、変化に柔軟に対応することもこれからの社会では求められると思います。
すべては、痛みや苦しみで悩む患者さんのために、私たちが出来る事なのだと思います。