言わずと知れた『にんにく』とスタミナの話
栄養面、成分面から味や香りなどいろんな角度からにんにくは語られます。
カツオのたたきとにんにくと言えば高知を連想します。
きっとこれにも、理由があるのだろうと行くことで、にんにく好きにもそうでもない人にも関心をもってもらえるよう、ちょっと薬膳の角度からまとめてみました。
漢方から見るにんにく
上記の性質から、リラックス・緩和・副交感神経優位を示していると思います。
副交感神経が優位になると、心臓や血管への負担が軽減され、熱の産生が抑えられるので、高血圧や炎症を抑えるのにも良いのでしょうか。
殺菌作用なども書かれていますね。ここは少し西洋医学的、成分的な話になりますね。
栄養学的なにんにく
実際のところ、バランスはいいけれど食べる量を考えたら、にんにくで積極的に日々の栄養を摂れるかというと疑問です。量やバランスって大事ですよね。あと、臭いも気になるでしょう。
にんにく特有の成分の中には、栄養の吸収や機能改善のサポートになるものもあるので、その話のほうが大事だと思います。
特に、空気に触れたり刺激を与えると出てくる臭いの成分アリシンには殺菌効果があり、生のにんにくを切ったり刻んだりして生魚と一緒に食べるのは理にかなっているかもしれませんね。また、カツオなどの魚には、疲労回復の成分が多く含まれるのでにんにくの成分との相乗効果で、夏の熱疲労などの予防対策になっていたのかもしれません。
世界的に、『鶏』と『にんにく』で作った料理を多く見かけます。
先ほどのカツオと同じく、鶏にも疲労回復に良い成分が多く含まれます。そこに、にんにくを併せるのは理にかなった食べ方なのでしょうね。あとは、生姜や彩りの良い野菜を入れたりしても良いでしょう。
この時のにんにくは潰したり切ったりせずにそのまま使用すると、にんにくの臭いが出にくくなります。栄養成分は、そのまま摂取できるので(調理法によって変化する成分もあります)、これも良い食べ方だと思います。
お隣の台湾では、スタミナ食と言えばにんにくではなく『高麗人参』や『鶏のスープ』が主流なのだとか。確かに高麗人参も鶏肉も良い栄養です。
基本的には、体を温めるイメージのにんにくですが、これにも相性とかあるので自分に合った食べ方をすることが大事ではないでしょうか。
冷えの症状は一辺倒な見方で考える方のではなく、その改善方法が、本当に自分に合ってるかどうか自分の感覚で検証することも大切です。浅はかな知識で、ずっと同じことを進める人もいますので注意しましょうね。
『冷え』の捉え方も様々です。
温・寒や虚と実、表・裏を見てこれらを総合的に陰・陽で判断するのが『八綱弁証』と言います。ネットでも沢山わかりやすい説明があるので参考にしてくださいね。
大切なのは、自分の頭の中でちゃんと整理して活用できるかどうかじゃないでしょうか。
おすすめ黒にんにくサプリメント
アリナミンなどの栄養剤や、にんにく卵黄や黒にんにくといった民間療法を参考に、手軽ににんにくの働きを生かせるサプリメントとして、黒にんにくと荏ゴマ油のサプリメントがあります。
今年の夏は特にお客様からの需要が多く、商品が不足してしまいました。
黒にんにくには、アリシンやアリアチミンの他に発酵することにより作られた栄養成分んも含みます。切ったり刻んだり潰したりしていないので他のにんにく加工食品に比べ、きついにんにく臭が無く、戻り臭(お腹から戻ってくる臭い)も少ないことから、好まれる商品です。
荏ゴマは、にんにくとの相性も良く加熱処理をしていないので、荏ゴマ油の特徴を生かしたまま入っています。油は酸化に弱いので、光を遮る着色したカプセルに入れる方が品質が安定します。
その他にも、発酵黒にんにくの特徴を十分に生かす工夫で配合されたサプリメントです。あとは、自分が試してみて、良いと思ったものが一番だと思いますので、自分に合ったにんにくの食べ方やサプリメントを見つけていきたいですね。