脳梗塞と熱中症
高齢者の病気の怖さは、一つの病気や症状からの連鎖によって命の危険や寝たきりのリスクが上がってしまうことです。その典型が、脳梗塞と熱中症だと思います。
まず、東京都健康長寿医療センターの資料をもとに、熱中症を見てみましょう。
高齢者でなくても、熱中症にはかかります。
下手に知識があると、自分は大丈夫みたいな勘違いから、大変な事になる人もいますから、注意しましょうね。
ダメージが大きいと、高齢者でなくても元に戻るまで時間がかかります。もちろん、高齢になるとこれが寝たきりやQOLの大きな低下を招くので要注意です。
上記は、熱中症になる原因ということで、自分の体の状態、気温や湿度など環境の変化、当日あるいは翌日の予定をしっかり把握して、自ら気をつけましょうと言う内容です。油断や過信は禁物です。
まあ、上記は聞いたら右から左に抜けてしまうような内容なので、気になる人だけご覧下さい。ここまで細かいのはどうなんでしょうね。
体感温度の個人差
年齢によって、多少注意ポイントも変わってくると思いますが、高齢者と子供さんが熱中症になった時の大きな違いは、回復力じゃ無いですかね。
気温の高さや、体内の熱によるダメージは圧倒的に高齢者の健康を損ねる可能性が高いです。
上記は、断熱材などを扱う住宅メーカーの資料ですが、高齢者の体感温度に関する感覚の衰えは著しいですよね。
正しい水分補給は
まず、こまめに取る事は大切ですね。呼吸からも沢山の水分を放出してます。
加齢に伴い『調節』が出来なくなってきています。運動しないと筋肉が落ちるように、水分を取らないと調節機能も衰えてしまいます。
感覚も鈍ってきてますから、気温が高い時は少し大袈裟なくらい気をつけましょう。
最悪の事態を避けるために、できるだけ水分はしっかり摂取しておきましょうね。
血栓対策の疑問
血液サラサラとか、血栓を溶かすとか言う宣伝を良くみます。
エビデンスの怪しいものもあるでしょうが、機能性表示などそれなりの根拠をもとに作られたものもあります。
一部の医者が、これも一部の情報だけを根拠に鬼の首を取ったようにサプリメント批判をしてたりしますが、これも何が目的なのかさっぱりわかりません。書き方からもその人の品格が問われますし。
文句があるなら、直接企業にクレームつければ良い話です。ブログなどで自慢げにあれこれといろんな健康の話を批判してて、当人は何の専門の方かさっぱりわからなかったりもします。患者さんがいなくて暇なんですかね。
現場を見てるであろう循環器系の先生なら、おそらくそんなくだらない批判より、予防や対策を一つでも多く発信されると思います。
やはり、夏場は血栓に注意するべきなんですね。
まずは、こまめな水分補給や体を動かす事、食べ物から意識することなどを考えた方が良いと思います。
納豆とオメガⅢ脂肪酸
販売店様のニーズが高く、ここ10年程取り扱ってきた製品があります。
納豆キナーゼと呼ばれる納豆菌が出す酵素を利用したサプリメントです。
DHAやEPAと言われるオメガ3脂肪酸を配合した製品なのですが、元々海外からの需要で作られたものを、一部国内の薬局ルートや通販部門で販売されてました。
そもそも、納豆は発酵食品として長い食経験もあります。ただ、納豆菌酵素は納豆では無いので健常者が納豆から摂りたい栄養の一部は抜いてあるものが大半です(ビタミンK2など)。DHAやEPAは、海外でも広くその働きが認知された成分です。
栄養は、食品からバランスよく取ることが理想です。サプリメントはお薬ではありません。
ただ、本当に食事だけでバランスが取れるのかはわかりません。サプリメントなどで食事から補えないものを摂る場合、何を選ぶのかは、私達一人一人が正しい情報をもとに行動する事が大切だと私は思います。