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生き抜く力

テレビを見ながら

最近の歌手グループを見ると、みんな同じ顔に見える。

と言う話を妻としながら、そう言えば自分達が若い頃に、親が同じことを言っていたと思い出しました。


昭和の風景

田舎へ行くと、今でもこんな光景が見られたりします。昭和という時代は長く、『昭和生まれ』ですが、両親も同じ昭和の生まれですから年号で世代が違うというイメージはありませんでした。でも、確かに昭和から大きく変化している気はします。


おそらく平成後半の生まれの人達は、平成前半生まれの人達に対しても『昭和の人』的な感覚を持っているかもしれません。


日本と海外での世代間の呼び名はこんな感じだそうです。

世代

私はX世代なんですね。Z世代の次はα世代だそうで、遡ったらA世代から始まってるんですかね?と思って由来を調べてみました。

X世代由来

特に深い意味は無いようですね。


差別と偏見の時代

差別は昔からあります。人の噂や新聞や国の広報によって、いろんな偏見や差別も起こりました。

優生保護法


1960年代から70年代は、高度成長期真っ只中で、色んなものが生まれています。新幹線であっという間に移動できたり、飛行機での旅行なども一般的になっていきました。

今では当たり前のスナック菓子類や、日用品類もこの頃からどんどん増えていってます。

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テレビや家電、車、エアコン、電話にファックス、パソコンや家庭用ゲーム機など、これまで手にする事が難しかったものなどが、次々と一般家庭に普及していったようですね。


一方で、経済的な格差や、差別、偏見といったものが助長されていった時代でもあると思います。テレビの普及によって、これまでの活字だけではなく、音や映像によってより鮮明に、私達は情報を得ることになりました。

当時の事件は、今でも記憶に残っているものが多くあります。

グリコ森永 日航機墜落


何でも、最初は失敗の繰り返しです。また、便利なものは諸刃の剣で、テレビの影響力は様々な結果をもたらしてきたと思います。


今思えば、当時は客観的な情報を伝えるメディアと、憶測や主観でいたずらに興味を惹こうとするメディアと両極端だった気がします。民放と公共放送では、全く雰囲気も違いましたし。


『テレビといえば、娯楽番組』的な要素も強かったのでは無いでしょうか。


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想像力は、良くも悪くも働きます。今では、倫理や人権の問題などで規制されているものも、当時は平気で発信されていたりしました。

ネットでも多く取り上げられているのが、『放送禁止になったアニメや特撮』など。ドラマやバラエティーに関しては、今では絶対ダメな表現のものも少なくありません。


暴力貧困

この頃は、教師や親の影響力も強く『こうあるべき』と言う一方的な教育と、それに反発する子供達の行動も問題になりました。

これもまた、ある意味多様性を生み出したのかもしれませんね。


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正しい答えを見つけるのは難しい。沢山の失敗や経験から、私達は学び改善していくのだと思います。中には、当時の歪んだ発想に感化されその影響で犯罪を犯したり、社会に悪影響を及ぼす人もいるのかもしれません。


生き抜いた人たち

助け合い

今のご高齢の方々は、そんな時代を生き抜いて来られたわけです。


社会が豊かになっても、貧困や差別は未だに無くなりません。そして、その中を日々私達は生きています。



自殺芸能人

地位や名声があっても、自殺する人もいます。

今は、いじめ問題防止や、社内でのパワハラやセクハラ防止の意識も高まっていますが、その数が減っているわけではありません。


私は、周りの取り組みも大事だけれども、本人が生き抜く力を育むことももっと大切だと思っています。


何故、今の高齢者の方々は、沢山の偏見や差別が当たり前だった時代を生き抜くことが出来たのでしょうか?


その答えを、これからの社会にもっと反映させていくべきだと思います。


携帯電話有害

皆さんは、その『答え』とは何だと思いますか?おそらく、その世代の方々をリスペクトして、お話しされてみたらきっとわかると思います。



正直、今のいじめや差別をなくそうと言う活動の殆どは、根本的な対策になってないでしょうね。専門家は、本当の専門家じゃ無いのかもしれませんね。




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