『合成甘味料について』です。
肯定派も否定派も、自己主張が強すぎて論点がすぐズレていきます。
最もまずいのが『無関心』だと思いますが、知らないうちに私たちの生活に浸食しているので、その問題についてピンとこない人も多いでしょう。
私の思う『合成甘味料』との向き合い方です。肯定も否定もしたくないですが、小手先の説明方法やごまかしによって、私たちは迷ってしまいます。
そこで、企業の発信している内容に疑問をぶつけてみましょう。
別の記事で、少し触れましたが『糖の摂りすぎ』だけを考えるのなら『合成甘味料』は便利です。
それでは、合成甘味料を見てみましょう
アスパルテーム
これは、TOKの商品には入れません。
アミノ酸からできていると強調されてますが、アミノ酸をどうやってアスパルテームにするのかは、大学生レベルの科学知識や研究施設がないとわかりません。
図のように簡単にアミノ酸がくっついている訳じゃないし自然にくっつくわけじゃないです。
まず、体内合成されたり自然界に存在するものでは無いということは覚えておいてほしいです。もう一つポイントは『砂糖によく似た』甘さということですが、お砂糖の200分の1の量で同じ甘さが出せるという事をアピールしています。
要するに簡単で安価に、甘さを出すことができますって話ですね。
アドバンテーム
アスパルテームより歴史は浅いからなのかどうかわかりませんが、説明の中に何か国でどれだけの食品に利用されているのか記載されていないのはなぜなのかわかりません。
アセスルファムK(カリウム)
缶コーヒー『微糖』でおなじみの成分です。
お酢の成分と書くと聞こえは良いですが、酢酸に含まれる刺激性有害物質ジケテンという書き方をされているサイトもあります。一方はまるで自然のものかのような誤解をする書き方で、一方は嫌悪感をむきだしに悪意を持った書き方をされているという甘味料。個人的には、あの微糖の何とも言えない甘みが苦手なので微糖のコーヒーは飲まないです。
スクラロース
個人的には、上記のものよりはまだマシだと思っている成分です。
でも、簡単に言えば『薬』ですから、ほとんど体内で吸収されないとしても摂らないにこしたことはないですね。
さらに、高温になると有害物質の発生リスクがあるので、なるべく避けたい成分です。
味の調整や風味の調節などに重宝されています。承認国はアスパルテームより少ないですが、使用用途は幅広い成分です。
エリスリトール・ステビア・還元麦芽糖
自然界のものに多く含まれている成分や、食経験の長いものなどは比較的問題ないと思っています。『アミノ酸』をこれに当てはめるのはやめた方が良いですが、これはまた別の機会にお話ししたいと思います。
何でも天然だからよいというわけではありません。でも、人工的なものは食経験も浅く利用用途も慎重に選ばれます。
記事中の画像には、OOで認めらているという記載が多くみられますが、認めていないところもあるわけで、それにはそれなりの理由があるのだと思います。
特に最近サプリメントなどでも多いのは、『医師監修』とか『製薬会社が作った』とかいう文言ですね。
別に成分が変わるわけでもないのに
OO不使用とか、OOを最大量配合、なども増えました。その量にどのような根拠や利用する側にどれだけのメリットがあるのかよりも
すごいものだから買ってください!!
と言わんばかりの宣伝広告がいっぱい並びます。そして、半年・一年後にはすっかり忘れられる商品も多いのか知りませんが。
知ることに損は無いと思います。但し、少しでも利用者に感謝する姿勢を持ってより自分の成長につなげていくことが出来ればと思ってます。