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温故知新の実践

チェルシーがなくなる

チェルシー
子供の頃から知っているキャンディーの『チェルシー』が製造終了になると言うニュースがありました。チェルシーは英スコットランドの伝統菓子を参考に、1971年に「バタースカッチ」「ヨーグルトスカッチ」の2種類で販売を始めその後も、コーヒーやロイヤルミルクティーなどの味を増やした商品です。データをさかのぼれる売上高のピークは2002年度の約25億円。しかし、22年度は約5億円まで落ち込んでいたとのこと。

私が生まれたのが1973年なので、生まれる前からあった商品になります。

確かに、スーパーやコンビニでも飴の数は減っているように感じますね。伝統的な食べ物ですが、キャンディーや飴は、グミやソフトキャンディーに市場を奪われていたようです。

チェルイシー個包装
チェルシーのような味のグミやソフトキャンディーがあるのかは知りませんが、バタースカッチやヨーグルトスカッチは、今食べても『チェルシーだな』と思う美味しい味です。


愛着と固執の加減

チェルシー販売中止が決まってから、ネットでの転売なども増えているようです。
無くなるとなると欲しくなるというのも人の心理かもしれませんね。今にキャラメルとかガムなどもなくなっていくのでしょうかね。

販売する側は、市場ニーズが減少すれば生産を控えたり中止するのは当たり前のことです。
売る側にも商品への『愛着』はあるでしょう。
私もサプリメントの仕事をしていると、様々な商品の製造中止や廃番を経験してきました。愛着や思い入れのある商品が無くなる事は残念です。
カセット フロッピー
しかし、そこに固執することが本当に良いのかは、よく検討する必要があるでしょう。受け取り方によっては、『惰性』とか『古い考え方から脱却できない』と取られかねませんから。カセットテープやフロッピーディスクのようにほぼ消滅したものもあります。

企業
お客様のニーズを重視すれば後継商品の開発や提案は提供する側の責任ではあると思います。
単に、『非効率』とか『売れなくなったから』という理由で安易に商品を無くしてしまう事は、企業側の信用を大きく失う事にもなりかねません。

継続も中止も、しっかりその『商品』やそれを利用される『お客様の気持ち』と向き合って決断する事が大切だと私は思います。



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