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生体認証と人の心

サービスとルール

接客サービス
お客様のご要望に合わせたサービスを提供するのは理想の形です。プロであれば、それでお金を稼ぐわけですからサービスの質は大切です。

ただ、そこにルールや決まり事を明確にしておかないとサービスを提供する側の負担が大きくなり、結果的にサービス低下に繋がってしまいます。

オーダー
要望に応えるということは、わがままを聞くことではなく困り事やニーズに応えることです。
提供するサービスの内容を相手に理解してもらい、それに対して依頼や要望をいただいてサービスを提供し対価を支払ってもらう。
ビジネスの基本ですね。

これも、メディアなどでの情報の伝え方によって消費者に誤解を与えている面があると思います。
面白おかしくインパクトを与えるために、やったことかもしれませんが、誤解を生んだことへの責任も発信者が責任を持って対処すべきですよね。サービス内容もきちんと理解せずに、一部分を切り取って発信すると利用者に誤解を与えてしまいます。

例えば、旦那の料理で言うと、料理を作りながら片付けも出来ているのが『料理を作る』と言うサービスです。『今日は俺が作るから』作ったけど片付けないのでは、奥さんが本当に喜ぶはずはありません。

サービスは、本質やルールに則って、ちゃんと最後まで責任を持ってやり遂げたいものです。

何でもほどほどが心地よい

生体認証0302
生体認証に関する記事を読んでいると、『本質や目的』より『利便性やルール』を重視している点に問題提起されているように思えます。
そもそも、『指紋』での個人識別は19世紀末の英国で植民地であるインドの定住せずに生活する人たちの管理に使用したのが最初のようです。日本では、多くの関所があってその土地から離れる事は難しい文化だったため、このような厳格な管理はなかったのかもしれませんね。

計量
厳格に管理する事も時には必要でしょうが、自然界の流れにのってほどほどにゆとりをもって過ごしたいものです。

こころの中まで監視される時代

監視社会
受け取り方は様々だと思います。介護の現場では『見守り』が必要な人には睡眠の深さや就寝中の動きまでセンサーなどで見守る技術ができてきています。これを『監視』ととるか『見守り』と取るかですね。

一方で、多くの情報が一部の人達の利益や権力者の都合によって管理する事も可能になっています。
自分達の、どんな情報がどこで誰にみられているのか想像するだけで不安を感じる方もいるでしょう。
ただ、昔から、私たちはこの『誰かに見られている』事を、『神隠し』とか『妖怪の仕業』などといい日々の行いの戒めに利用したり、『神のご加護』などと不安を取り除く要素として利用してきたのも事実でしょう。

AI活用  職人の手
人の採用や、人がやってきた仕事を、簡単に『AIを活用して』と言いますが、あくまで『活用』するのは人です。歩けるのに車に依存していたら足腰が弱ってしまうように、AIによって『退化』しないような活用が必要なんでしょうね。



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