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命と向き合う

生命観

以前に生存率の記事をアップする際、おもしろい記事を見つけました。
日本人の生命観について、環境史・感染症史研究者の石弘之(せき ひろゆき)氏が書いたものでした。数値や歴史的背景などと照らし合わせながら日本人がどれだけ命や自然を重んじる文化の中で生きてきたのかを書かれています。
石弘之

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過去の歴史から学べることは多く、また歴史の解釈も今は客観的証拠に基づき専門家で議論がなされて発信される情報も多くみられるようになりました。
戦後、語られることが少なかった欧米との思想や文化の違いを悲観的な考えではなく、また強い肯定的な反論でもなく具体的にわかりやすく伝えられるものが多くなったと思います。

これについては、一つの記事の中にとても多くのテーマが集約されていて、一度に発信するのは難しいです。少しずつ噛み砕いて私なりの理解した内容で発信していきたいと思っています。
私は、命との向き合い方を学ぶことによって今起こっている自殺の問題、残虐な犯罪、差別や偏見などを解決していくヒントになると思います。

やればできること

ワンちゃん
日本は動物愛護では欧米に比べて遅れています。

英国では1822年以降、動物虐待防止法をはじめとして、一連の動物保護法が成立しドイツでは1933年にナチスドイツが制定した動物保護法を今でも引き継いでいます。日本では73年に動物保護管理法(後の改正で動物愛護管理法)が議員立法でようやく制定されました。英国から150年以上遅れての事です。

法制度や収容した動物の施設、ペットの管理能力、公共の交通機関への同乗などは、欧米の方が進んでいますが、日本でも近年急速に改善されてきました。

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日本では、保健所に持ち込まれて殺処分される犬猫の多さが、批判の的でした。環境省によると、殺処分数は、74年には122万頭もあったのが、2015年には8万3000頭にまで急減しました。引き取った犬猫が新たな飼い主に譲渡される割合も、この間に2パーセントから39パーセントに急増しました。

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やればできるんですよね。やってこなかった原因とペットに関する問題を作ってきた原因はメディアと行政にあると私は思います。各国の殺処分数は、ドイツのゼロから英国の約7000頭です。しかし米国の約200万頭。ここにも、文化や価値観の違いが出ているように思います。

ただ、都合のいいことばかりではありません。都合の悪いことは誰も言いたくないです。
でも、情報を発信する際に不都合なことを隠したり、相手が誤解するようなことをあえて言うのは違うと思います。

傾き
今はそれで凌いだとしても、いずれ誰かがどこかで問題を解決しないといけなくなります。1センチの歪みが毎日づつけば一年で3.65メートルになります。数センチの時に直しておけば大きな工事は要りません。また、早く原因を見つけていれば何度も直さなくて済みます。

今の社会はどうでしょう?このまま歪んでいくとどうなるでしょうね。

いま、もう一度社会のあり方を一人一人が考えて行動するべきではないでしょうか。



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